小学校窃盗「個人情報管理徹底を」 鹿児島市教委が各校に通知

鹿児島市の複数の小学校で9日に明らかになった連続窃盗事件。児童の写真や個人情報を記載した資料などが持ち去られており、市教委は改めて個人情報管理と防犯対策の徹底を各校に通知した。

■小学校

 1月31日と2月3日に被害に遭った同市伊敷、玉江小(福沢一校長、770人)では、教室の教諭の机の中から「児童指導要録」「児童理解個票」の計74人分が盗まれた。普段は校長室の金庫で保管していたが、仕事のため教諭が持ち出していたという。

 同小は7日、保護者会を開いて事件の経緯を説明。保護者からは「事件発覚から説明まで時間がかかりすぎ」「戸締まりが不十分では」などと意見が出たという。福沢校長は「管理の不徹底から、子どもたちや保護者に不安を与えてしまった。心のケアや再発防止に努めたい」と陳謝。事件を受け、掲示物から子どもたちの写真を外したが、「写真などの掲示物は子どもたちの学習の成果でもあり、外すのは忍びない」と話していた。

 同市の伊敷台小(猿楽茂樹校長、800人)も1月下旬、教室に掲示された児童の写真や作文などが盗まれたほか、壁や給食台に落書きされた。同校は9日、全家庭に文書で事件の経緯を通知した。

■市教委

 鹿児島市教委によると、市内では昨年も学校で個人情報が入ったパソコンが盗まれる事件が起きた。今回、一連の事件を受けて、改めてすべての市立の幼稚園、小中高校に文書で「施錠と個人情報を記載した書類の管理の徹底」を通知した。

 市立校の職員室などは警備会社と警備契約をしているが、一般の教室は対象外。市教委は「学校は地域に開かれた施設で、外部からの侵入を完全に防ぐのは難しい」としたうえで、「教室内に貴重品や個人情報を放置しないよう指導してきたが、掲示物の写真まで盗まれるとは……」と驚きを隠せない様子だった。

 被害に遭った小学校がある市内北西部では複数の不審者情報が寄せられている2日夕、伊敷小近くで、6年の男子児童3人が30~40歳代の男から写真を撮られた。6日には同じ年代の男から、玉江小の5、6年生の男子5人も写真を撮られた。どちらの情報も、男は白い軽乗用車に乗っていたという。

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