フランス抗議デモ 全国で630人を身柄拘束 政府は「各党対話」開始 「警備甘い」と批判も

フランスのマクロン政権は3日、全国で広がる燃料費引き上げへの抗議デモの沈静化に向け、各党代表との協議に入った。放火や投石で1日に大きな被害が出たパリでは、「治安対策の甘さ」への批判も出ている。

 パリでは2日、クリスマス商戦が再開した。デモ警戒から、ベニヤ板で覆った店が目立つ。シャンゼリゼ通り周辺には焼けた車両、割れたショーウインドーが残っていた。ある雑貨店員は「今日の客入りは、例年より3割減」と述べた。

 1日はパリのほか、南部マルセイユでもデモ隊が警官隊と衝突。仏中部では県庁舎が放火された。仏内務省は全国で630人を身柄拘束したと発表。このうちパリは378人だった。

 1日のパリのデモ参加者は、同省発表で約8千~1万人。警察は1日、仏メディアに「当日は5千人態勢で警戒にあたる」と述べ、シャンゼリゼ通りを通行規制して、デモ隊の侵入を阻止した。前回のデモで同通りに被害が集中したためだ。しかし、デモ隊は規制の外側にある凱(がい)旋(せん)門(もん)から各地に拡散。「規制区域の拡大を事前に求めたが、受け入れられなかった」(パリ17区の区長)などの声が出た。警察官が袋だたきに遭ったり、パトカーが放火されたりする場面もあった。

 マクロン大統領は2日、凱旋門などで被害状況を視察した。デモ騒動の緊張感が残る中、「マクロン、辞めろ」などの罵声が飛んだ。大統領はその後、緊急閣議を開き、フィリップ首相に各党やデモ隊の代表との対話を命じた。燃料税増税の方針は変えておらず、デモは今後も続く可能性が強い。1日のデモ参加者は、全国で約13万6千人にのぼった。

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