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zoom RSS 日本のキャッシュレス化が残念な3つの理由

<<   作成日時 : 2018/11/16 21:55   >>

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海外旅行に1度でも行けばわかりますが、現地通貨をキャッシュで扱うのは本当に不便です。まず、行き帰りの両替に始まり、お札や小銭の単位や絵柄に慣れていないこともあり、レジで支払いをするときには見つけにくいものです。そもそも、ジャラジャラと小銭を扱うのが煩わしいものです。

 ですから、海外からの観光客が、現金を使わずに済むようにするのも、観光立国を目指していく日本にとって当然避けては通れない道でしょう。

■ついに東京にもできた「現金お断り店」の実態は? 

 しかし、現状、日本でキャッシュレスといえば、多くの人にとってコンビニや大手チェーンのレジで店員さんを介して、Suicaなど交通系カードやスマホで決済する程度です。中国では街の露店でも、ウィーチャットペイなどでQRコードによる決済ができることがもはや当たり前です。そうした中国などに比べると、日本はまだまだ「現金決済」する人が多く、キャッシュレス後進国と言えます。

 そこで、先日、日本でのキャッシュレスの現状をもっとよく知るため、決済の新しい取り組みをしている東京の店舗(現金お断り店舗と、自分のスマホでバーコードを読み込み、決済を終わらせる店舗)を見てきました。

 ファミレスのロイヤルホストで知られるロイヤルホールディングスは、昨年11月「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店(東京都中央区)」のオープンに続き、今年10月には傘下のテン コーポレーションが、「大江戸てんや 浅草雷門店(東京都台東区)」をオープンしました。2店舗とも「現金が使えない」実験的な店舗です。この2店舗で、お客さんの様子を観察してきました。

 「GATHERING TABLE PANTRY」は、ソフトドリンクやアルコールのほか、お酒にも合うカプレーゼやプロシュート、肉の煮込み料理などが楽しめるお店です。馬喰町はビジネスで訪れる人が多い立地ということもあってか、訪れた日はそれほど混み合っていませんでした。パソコンで作業をしながら食事を楽しんでいる人もいたりと、カフェ感覚で利用している人もいるようです。ほかにも、電子決済での支払いを体験する目的で来店しているような人がいました。

 まず、テーブルに置かれたタブレットで飲み物や料理を注文すると、食事がテーブルまで運ばれてきます。すべて食べ終わって決済ボタンを押すと、スタッフの方がモバイル決済端末を持ってテーブルまで来てくれます。座席でクレジットカードや電子マネーで支払いをして終了です。

■「現金決済できない」と知ると、入店をあきらめる客も

 一方の「大江戸てんや」は、浅草寺や雷門が近いこともあり、多くの人が行き交うところです。 観光客で混雑しているせいか、店頭に掲示された「現金お断り」の表記が、あまり目立っていませんでした。実際、私たちが食事している最中も、新規の来店者に店員さんが現金不可の旨を説明すると、入店をあきらめたお客が3組ほどいました。反対に「現金お断りはむしろ歓迎!」という様子で入店してきたお客さんもいました。

 「大江戸てんや」のオペレーションは次のとおりです。入店すると、まず注文をするためのタブレットが置かれたレーンに並びます。順番がきたらタブレットで料理を選んだ後、隣の決済用タブレットが置かれたレーンに並び直し、店員さんにクレジットカードなどを渡して決済する流れです。支払いを済ませると、渡される番号札を手に着席。料理が完成したら自分の番号が表示されるので、商品を取りに行きます。結局のところ「注文と決済が1回で済めば、もっと手間が省けるのでは?」という印象です。

 ここでは、地方から観光で訪れたと思われる若い男性が、数人で食事をしていました。東京では電子決済が普及しつつありますが、地方ではまだ普及率が低いと言われています。しかし、地方から来た若者たちは電子決済に比較的前向きなようで、「こうした取り組みは面白いね」という会話が聞こえてきました。

 キャッシュレス化は、小銭を用意したり現金を使う煩わしさを解消するものですが、それがお客さんの集客に結び付いているかという点でも観察しました。やはり利便性の面から、悩まず簡単に決済できるほうがお客の反応もよかったような気がします。リピートするなら、当然便利なほうでしょう。

てんやを訪れた同じ日に、「ローソン JEBL秋葉原スクエア店」(東京都千代田区)にも行きました。こちらでは、スマートフォンにダウンロードしたローソン公式アプリを使って、レジを通さず決済できる「ローソンスマホペイ」で支払いができます。

 ローソンスマホペイは、欲しい商品のバーコードをスマートフォンのカメラで読み込み、手元の操作で支払いを済ませるだけです。訪問した日は、人は多くありませんでしたが、混雑時に自分の欲しいものが決まっているときなど、レジの行列に並ばず手元のアプリ操作で支払いができるのがとても便利です。特に、オフィス街にあるコンビニが混雑するランチの時間帯などは、これによってストレスなく買い物ができると思います。

 しかし、店舗によって支払える商品の範囲が違うようです。この店舗では、私が買おうとしたひきたてコーヒーに使えなかったため、現金で支払いました。決済はApple Pay、楽天ペイ、クレジットカードを選ぶことができます。しかし、レジでは可能な「Pontaポイント」での支払いができない点は残念でした。

■「万引きエクスペリエンス」をどう解消するか

 私の夫はアップルストアで商品を購入する場合、Apple Storeアプリのセルフチェックアウト(Easy Pay)を使って支払いをしますが、「万引きに間違えられないかハラハラする(これを俗に万引きエクスペリエンス=体験と言うそうです)」と話しています。セルフチェックで商品を持って店を出ようとしたら、警備員に呼び止められないかと心配する気持ちはよくわかります。

 もちろん、支払いの控え(電子レシート)が手元に残るため、呼び止められたり尋ねられたりしたら、控えを見せれば済む話ですが、支払いをいちいち証明するのも面倒です。ローソンスマホペイは入店や退店を意味する操作を行うことでそのハラハラの軽減を図っていますが、今度は操作が一手間増えるわけで、疑われ防止と利便性のバランスは難しいところです。

 今回、お店を巡ってみて感じたキャッシュレス化の課題は、次の3点だと思いました。

@ レジや店員さんを通さずに決済できる仕組みが、まだ完全には普及していない。
A 自己完結で決済できても、万引きを疑われたりする心配がある。
B 一部の商品が買えなかったり、通常のレジなら使えるサービスが使えなかったり、店ごとにアプリが異なる場合があるため、操作や管理が面倒なことがある。
 万引きエクスペリエンスは少しハラハラしますが、以上の3点が解消されれば、もっと利用する人は増えるのではないでしょうか。電子決済を導入する店舗は今後も増えていくことが考えられますが、業態や来店する人の特徴に合わせて便利でストレスのない決済手段が採用されると、消費者としてうれしいかぎりです。

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