警備資料

アクセスカウンタ

zoom RSS 少年刑務所 「塀の中」の日常 更正へ 刑務官と“二人三脚”

<<   作成日時 : 2018/08/24 17:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 長野県松本市桐の松本少年刑務所が、「塀の中」の日常を公開した。受刑者は、決してよそ見をせず、自動車整備などの刑務作業に黙々と勤しみ、傍らの刑務官は、彼らの社会復帰を願い、厳しくも優しいまなざしでみやっている。ここならではの張り詰めた様子を目の当たりにすれば、誰もが息をのむだろう。望んでやってきた受刑者なんて、一人もいるまい。何としても社会復帰を果たしてもらいたい。そんな思いを胸に刻んだ。

 ■受刑者、黙々と作業

 厳重な警備の下、刑務所敷地内に入ると、受刑者がグラウンドでランニングする姿が遠目に見えた。刑務官同士がすれ違うと、お互いに大声で、あいさつのような声を掛け合っている。内容はよく聞き取れないが、「異常ありません」などと報告しているのだという。

 刑務所の公開は、今年1月に続いて2回目。政府が昨年12月、再犯防止推進計画を閣議決定したのを受け、刑務所の実態を理解してもらおうと行われた。

 刑務所には、犯罪傾向の進んだ26歳未満の受刑者が収容され、現在、一時的に職業訓練に来ているケースを含め、20〜69歳の約220人が生活している。犯罪内容はまちまちで、詐欺や窃盗といった財産犯もいれば、殺人や強盗などの凶悪犯もいる。

 平均言い渡し刑期は4年5月だ。3年以上5年未満が30%超と最も多く、次いで7年以上(20・5%)、2年以上3年未満(18・5%)などとなっている。

 鉄の扉の奥にある居室棟は、共同室と個室に分かれていた。共同室では、2〜4人程度が寝起きしていて、折りたたんだ布団が整然と並んでいる。

 工場では刑務官が見守る中、作業着に身を包んだ受刑者が、木材を加工したり、自動車整備をしたりしている。作業時間は午前8時から午後4時半まで続き、私語を交わすこともなく、黙々と作業に当たる。

 ■<就労支援にも力

 刑務所では、出所後に社会で生活できるよう、ワードやエクセルの使い方を身につけさせたり、ビジネス実務のマナー検定を導入したりするなど、さまざまな取り組みを行っている。中でも重視しているのは「就労支援」だ。

 刑務所に再入所する受刑者のうち、約7割が無職という事情がある。無職の再犯率は、就業していた受刑者の約3倍に上るとのこと。刑務所の担当者は「社会で自立した生活を送るには、適切な就労先があるかどうかがカギになる」と話す。

 このため、刑期終了の約3カ月前から、「リハビリテーション6(R6)」と呼ばれる「就労支援指導」を導入しており、「すぐに辞めてしまっては次の仕事は見つかりにくい」といった、就労に対する正しい認識の習得や自己PRの方法、模擬採用面接が行われる。

 刑務官は、就労支援スタッフとともに、受刑者の希望する職が本当に現実的なのか、指導・助言をしていく。だが、せっかく就職先が見つかったのに、「こんなはずじゃなかった」と、すぐに辞めてしまう人もいるのだそうだ。それだけに、指導・助言は徹底的であり、手厚くもあり、細やかな心配りも必要だ。

 就労支援のほかにも、犯罪の責任を自覚させる「改善指導」なども日々、行われている。

 刑務官らの取り組みが実を結ぶのは、受刑者がきちんと社会復帰できたときだ。刑務所で真(しん)摯(し)に社会復帰を目指しても、舞い戻ってきては元も子もない。

 「地域の理解が必要なんです。変に排除したり偏見を持ったりするのではなく、そっとしておく懐の深さがないと、彼らは生きづらさを抱える」

 ある刑務官はこう話す。自身の周りに元受刑者がいたらどう接するだろうか−。そう自問したとき、この刑務官の言葉がにわかに重い意味を持ってきた。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
少年刑務所 「塀の中」の日常 更正へ 刑務官と“二人三脚” 警備資料/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる