<東証>五輪決定ご祝儀相場 建設や不動産など関連株急騰

9日の東京株式市場は、2020年夏季五輪の東京開催決定を受け、建設、不動産など五輪関連銘柄を中心に買い注文が広がり、「ご祝儀相場」の様相となった。日経平均株価は前週末比344円42銭高の1万4205円23銭と大幅高となり、8月6日以来、約1カ月ぶりの高値で取引を終えた。市場では「中長期にわたって相場の下支えになる」(大手証券)と期待する声も出ている。

 9日の市場は朝方から五輪関連銘柄が急騰。女子レスリングの吉田沙保里選手らが所属し、大会警備の特需が見込まれる綜合警備保障(ALSOK)▽選手の公式ユニホームなどを製造するスポーツ用品のミズノ▽外国人の宿泊客増加が期待できる帝国ホテルなどが一時、値幅制限いっぱいのストップ高まで買われた。

 競技施設整備など受注が見込まれる大成建設や鹿島、清水建設などの大手ゼネコンも大幅高。選手村の建設が予定される東京湾岸部など再開発進展への期待感から、三井不動産や住友不動産、三菱地所など大手不動産株も軒並み買われた。旅行大手、近畿日本ツーリストを傘下に持つKNT-CTホールディングスは前営業日比5%高で取引を終え、広告大手の電通も同7%高だった。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の調べによると、1964年の東京大会から2012年のロンドン大会まで夏季五輪開催決定から実際の開催日までの株価指数(データのない1968年メキシコと80年モスクワ大会は除く)は平均で74%上昇している。投資家心理の高揚やインフラ投資拡大による景気下支え期待が背景にあり、市場では今回も「株式相場全体にとってプラス材料」との見方が多い。

 ただ、高度成長期だった64年大会と異なり、今回は成熟国家としての開催。経済波及効果は限られると見られ市場には「五輪関連銘柄の高騰は短期的に終わるだろう」(SMBC日興証券の伊藤桂一チーフクオンツアナリスト)とのクールな見方もある。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック