土浦9人殺傷、金川死刑囚執行 市民ら改めて怒り 茨城

土浦市で平成20年3月、9人を殺傷したとして死刑が確定していた金川真大(まさひろ)死刑囚(29)の刑が執行された21日、犠牲者の遺族は口をつぐんだままだった。ただ、凄惨(せいさん)な事件から間もなく5年、風化しつつあった事件を市民らは思い出し、改めてやり場のない怒りをあらわにした。

 土浦市中村南の自宅で首などを刺され殺害された三浦芳一さん=当時(72)=方は、ひっそりと静まり返ったまま。報道陣がインターホンを押しても、応答はなかった。

 近所の主婦は「事件後は、戸締まりを厳重にするようになった。近所でも警備会社に入る家が多くなった」と話した。

 8人が殺傷されたJR荒川沖駅前でバスを待っていた20代の女性は「二度とあんな事件は起こらないでほしい」。駅前に買い物に来ていた男性(74)は「死刑が執行されても亡くなった人は帰ってこないし、けがをした人の心の傷は治らない」と吐き捨てた。

 犠牲となった山上高広さん=当時(27)=の阿見町うずら野の自宅近くに住む70代の男性は「死刑執行を聞いて、遺族は今どんな気持ちだろうと考えると涙が出てきそうだ」と話した。

 事件の教訓を受け、土浦市は21年11月、荒川沖駅前に「土浦市防犯ステーション まちばん」を開設。

 市民や駅利用者の安全確保のため、警察官OBによる立ち番やパトロール車などでの巡回を強化している。

 開設当時から勤務する県警OBの飯田幸次さん(63)は「この地域は住民の防犯組織が県内でも一番多い。これもあの事件がきっかけ。引き続き市民の安全、安心のため頑張りたい」と気を引き締めていた。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック