モニタリングポストに反対派 関電、業務妨害で県警相談 福井

関西電力大飯原子力発電所3号機(おおい町)の原子炉起動に対し、ゲート前の道路を占拠したデモ活動で、反対派団体のメンバー数人が1日午前、放射能漏れなどを検知する設備「モニタリングポスト」によじ登る危険行為を行うなどしたため、関西電力は、県警へ威力業務妨害の疑いで被害相談をしていることが3日、関係者への取材で分かった。故障の場合、保安規定上の異常事態となる可能性があったが、関電は2日までに設備に異常がないことを確認したという。

 モニタリングポストは、原子力災害対策特別措置法上の防災資機材の一つ。設備が故障すれば、緊急時に放射能の拡散情報を入手できない上に、保安規定上、安全運転を確保できない状態と判定される。反対派団体約300人は6月30日夜、大飯原発の道路を車数台で封鎖し、ドラムなどをたたいて踊りながら「再稼働反対」とシュプレヒコールを繰り返し、2日未明まで続けた。

 関電などによると、1日午前、興奮したメンバー数人が道路脇に設置した高さ約2メートルの設備によじ登り、約1時間、屋根の上で踊るなどしたとしている。

 経済産業省原子力安全・保安院も1日午前、関電へ確認を指示。関電はデータ点検や警備の強化を行ったという。関電は「重要な設備であり、まことに遺憾だ」としている。

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