青森ねぶた運行方法検討

「吹き流し」復活求める声受け

青森ねぶた祭の警備にあたる警察官。吹き流し方式ではカラス跳人の増加を心配する声もある(8月6日)
 青森ねぶた祭実行委員会は27日、青森市内で会合を開き、ねぶたの運行方法について現行の「一斉スタート一斉解散方式」を続けるか、かつての「吹き流し方式」を復活させるか、検討を始めることで意見が一致した。実行委を組織する青森市や運行団体、青森署などが議論し、来年2月までに方式を決める。

 伝統の吹き流し方式は、1か所の出発地点からねぶたが順次繰り出すもの。進行を妨害する「カラス跳人(はねと)」が運行団体から排除され、最後尾に集まってくることがあった。

 その対策として、運行コースに各ねぶたを事前に配置し、カラス跳人を入らせないようにする一斉スタート一斉解散方式が2001年から導入された。

 しかし、一斉スタート方式では、前後の運行団体の間隔が狭まり、大型ねぶたが運行コースを周回できなくなる新たな課題が発生した。今年は8月3日に4団体、5日に5団体、6日は22団体が1周できなかったという。

 運行団体などからは「吹き流しが本来ある姿」「元の方式を試したい」といった声が根強いが、吹き流し方式では、順番でスタートするため、観覧する場所によっては、ねぶたが来るまでに1時間待たされることも想定される。下火になったカラス跳人の増加も懸念される。

 この日の会合で、ねぶた祭実行委の若井敬一郎委員長は、「一斉スタート方式を始めて10年が経過した。吹き流し方式への要望は強いが、皆で知恵を出し合って審議したい」と述べた。

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