東日本大震災:子どもたちに花火を 地元住民、資金募り--南三陸 /宮城

東日本大震災で壊滅的な被害が出た南三陸町で13日、「こども夢花火」と銘打った子どもたちのための花火大会が行われた。企画したのは自らも被災した地元の住民たち。「こんな時だからこそ、子どもたちに花火を見せてあげたい」との思いで国内外から必要な資金を募り、開催にこぎ着けた。子どもたちは線香花火を楽しんだり、打ち上げ花火に歓声を上げていた。

 地元の有志で企画にし始めたのは5月。同町では毎夏、花火大会が開催されていたが、津波で甚大な被害を受けた今夏は開催の見通しは立たなかった。だが、「子どもたちのために」と奮起し、実行委員会を設立。インターネットを通じて花火の購入費や当日の警備費など開催にかかる資金提供を呼び掛けたところ、国内外から約2000万円が集まり、開催に至った。

 この日の手持ちの花火や打ち上げ花火の観覧会場は、町内に残る高台の7カ所。実行委のメンバーとがれきの撤去作業をしている地元有志のグループの約30人が各会場に散らばり、運営に当たった。打ち上げ場所に近いがれき置き場では消防車が放水し、火災に備えた。

 同町志津川廻館の県立志津川高校の会場では、近くの避難所や仮設住宅の子どもたちが集まり、手持ちの花火に大はしゃぎ。打ち上げ花火が上がると、「わーっ」と歓声を上げて喜んだ。

 大会実行委員長の高橋一実さん(37)は「今回の花火で子どもたちに決して諦めない心と、夢を持ち続ける大切さが伝わってくれたら」と話していた。

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