荷台に自動ロック機能、合鍵使用か 現金輸送車窃盗事件

 富山市内のショッピングセンターで現金輸送車から約2700万円入りの袋が盗まれた事件で、この輸送車の荷台ドアは、閉まると自動的に鍵がかかる機能がついていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。警備員は「ドアを閉めた」と説明しており、合鍵が使われたおそれが出てきた。県警は、鍵を複製できる立場にいて、現金輸送に詳しい人物による犯行の可能性もあるとみて調べている。

 捜査関係者によると、富山市の警備会社「ホクタテ」のワンボックスタイプの現金輸送車に乗務し、作業にあたった警備員は2人。10日午前9時すぎに、同市堀川町のショッピングセンター「マイプラザ」の商品搬送口に輸送車を止めると、約100メートル離れた施設内の現金自動出入機(ATM)に現金の補充作業に向かった。作業は30分ほどかかったとされ、その間、輸送車は無人だったという。

 被害に遭った輸送車の荷台ドアには、閉めれば自動的に鍵がかかるオートロック機能がついていた。内部にある金庫部分にも鍵がかかっていた。また、荷台部分は運転席部分と隔壁で仕切られていたという。

 警備員は、県警の調べに「ドアは閉めたはず。確認もした」と説明。鍵がこじ開けられた形跡がないことや、無理やり開けようとすると作動する警報も鳴らなかったと話している。

 作業を終えて車に戻った警備員が、荷台に積んだ袋の数が合わないことに気づき、その場で会社に連絡した。ほかにも現金入りの袋があったが、一つだけが無くなっていたという。

 県警は、現金輸送に携わる関係者しか知らない時間帯と場所が狙われたことも含め、内部の事情に通じている者による犯行の可能性もあるとみている。

 現金輸送も請け負う県内のある警備会社の幹部は「近年は防犯意識の高まりから、オートロック機能のついた輸送車が普及している」と話す。それでも閉め忘れが起こる可能性もあるといい、「警備員が2人いるなら声に出して施錠の確認をするのが普通だろう。現金や有価証券などを運ぶのだから、内規で決められているはずだ」とした。

 荷台の鍵については、「簡単に複製できるものではないが、専門店などに持ち込んで時間をかければ不可能ではない」と話した。
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