店員の声掛け、少年の万引き防止に効果

 新潟県警は、万引き容疑で逮捕・書類送検・補導された県内の少年を対象に、やった時の状況や動機などについてのアンケート調査を実施し、結果を公表した。

 それによると、万引きを思いとどまるきっかけとして、店員の声掛けなど店側の対応を挙げた少年が多く、抑止の大きなカギであることが浮き彫りとなった。

 調査は5月1日~8月31日に実施し、136人(男90人、女46人)から回答を得た。調査は1989年以来、2回目。

 思いとどまるきっかけ(複数回答)は、「店員からの声掛け」が66人(48・5%)で最も多く、次いで「どこにいても店員から見える」(50人、36・8%)、「店員の見回り」(43人、31・6%)が挙がった。

 万引き2回以上の少年73人中、半数の37人が「13~15歳」に万引きを初めて体験。万引きに対する意識については、128人(94・1%)が、「許されないこと」とした。

 一方で、原因・動機では「品物が欲しかった」が65人(47・8%)とほぼ5割を占め、安易な理由から犯罪に走る傾向がみられた。このほか「友達から万引きの話を聞いた。友達の万引きを見た」(23人、16・9%)、「お金を払うのがもったいない」(19人、14%)などが続いた。

 なぜその場所でやったかについては、「たまたま買い物に行って」が78人(57・4%)で最も多く、次いで「店員や警備員が少ない」(17人、12・5%)、「その他」(同)、「うわさで万引きしやすいと聞いていた」(15人、11%)の順だった。

 県警少年課によると、刑法犯少年の逮捕・書類送検は2002年を境に昨年まで7年連続で減少しているが、万引きだけは増加に転じている。同課は「小学校高学年や中学生への非行防止教室、街頭での少年補導を地道に実施するほか、店側に客への声掛け、店内巡回などをお願いする」としている。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック