歩道橋事故 公判前手続き開始

9年前、兵庫県明石市で11人が死亡した歩道橋の事故をめぐり、いったん検察が不起訴にしたあと、全国で初めて検察審査会の議決によって強制的に起訴された、警察署の元副署長の裁判について、あらかじめ争点を絞り込む「公判前整理手続き」が神戸地方裁判所で始まりました。
兵庫県明石市の歩道橋で、花火大会の見物客11人が死亡した事故では、当時、警備を担当していた明石警察署の元副署長、榊和晄被告(63)が業務上過失致死傷の罪に問われています。検察は、事故が起きた当時警察署にいた元副署長について「事故を予測できなかった」として不起訴にしましたが、検察審査会は2度にわたって「起訴すべきだ」と議決し、検察官に代わる弁護士が、ことし4月、強制的に起訴しました。こうした例は全国で初めてで、29日から神戸地方裁判所で、裁判の前に争点や証拠を絞り込む「公判前整理手続き」が始まりました。この中では、元副署長の弁護士が求めていた起訴の内容の詳しい説明を、検察官役の弁護士が文書で行いました。検察官役の弁護士は「裁判に向けて一歩前進した」と話しています。



明石歩道橋事故、時効成否が争点に 公判前手続き

2001年に11人が死亡した兵庫県明石市の歩道橋事故で、業務上過失致死傷罪で全国で初めて強制起訴された元県警明石署副署長、榊和晄被告(63)の第1回公判前整理手続きが29日、神戸地裁(奥田哲也裁判長)であった。

 同罪の公訴時効(5年)の成否などが争点。検察官役の指定弁護士は、同被告と元同署地域官(60)=実刑確定=が共犯関係にあるとし、刑事訴訟法の規定により時効が停止していたと主張する方針。弁護側は起訴内容を争うほか、共犯関係も否定して時効の成立を主張する見込みだ。

 事故は01年7月に発生。明石市の花火大会が終了した後、会場近くの歩道橋に殺到した見物客らが相次いで転倒し、11人が死亡するなどした。

 榊被告の不起訴処分を不服とした遺族らの申し立てを受け、神戸第2検察審査会は今年1月、榊被告を起訴すべきだと議決。指定弁護士は4月、昨年5月施行の改正検察審査会法に基づき、榊被告を全国で初めて強制起訴した。

 起訴状によると、花火大会の混雑を放置すれば事故が起きる危険性を予測できたのに、警備状況の十分な監視を怠ったほか、同署の警備計画を具体的に定めなかった、としている。

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