コマツ小松工場跡地利用 来年5月整備へ

理科学ぶ場、里山も再現

研修施設ゾーン(上部)と市民に開放する里山ゾーンのイメージ図
 建設機械大手のコマツ(東京都)は17日、小松工場(小松市八日市町地方)の跡地約13・7ヘクタールのうち、市民に開放する1・9ヘクタールを、子どもたちの理科実験の場や里山を再現した自然観察の場とするなどの具体的内容を発表した。創立90周年を迎える来年5月までに整備する。

 市民開放ゾーンは、旧本社の木造建屋を復元したコマツ記念館と建設機械展示スペースを設け、全体を里山を再現した緑地にする計画。記念館は、1階で会社の歴史を紹介するコーナー、2階を理科教育の場として、小中学生を対象にした機械技術や理科実験などに無料で活用してもらう。

 建設機械展示の目玉は、南米チリの銅鉱山で使われていた超大型ダンプトラック「930E」(コマツアメリカ製)。タイヤの直径が3・75メートル、高さ7・37メートル、重量220トンと最大級のダンプで国内では初の展示になるという。

 ゾーン内には、小川や池を配して里山を再現。緑地にはエノキを植樹、カンアオイやカタクリなどを下草として植え、ゴマダラチョウやコムラサキ、オオムラサキ、ギフチョウなどが住める環境を整備して、昆虫と植物が共生できるビオトープにしたいとしている。

 一方、跡地のうち約5・8ヘクタールを占める研修施設ゾーンには、研修センター、3か国語の同時通訳の設備を持つ中会議室と大会議室が入る会議室棟を建設。現存するプレス工場を改修し、トレーニングセンターとして技術研修に使う。本社や各工場で行っている教育、研修部門を小松に集約することで、当初予定より1万人多い、年間延べ約3万人の社員や海外スタッフが利用する見込みだという。

 事業費は約27億円で、石川地区担当の鈴木康夫・専務執行役員は「市民へ開放するのは警備の関係上、昼間だけになる。理科実験などは教育委員会と協力し、ソフト面での充実を図りたい」とし、「残る広域活用ゾーン(約1・8ヘクタール)と旧鋳造工場部分(約4・2ヘクタール)については白紙の状態だ」とした。

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