入り口で座り込み、器物損壊容疑で1人逮捕

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1日から使用を始めた高岡市グリーンパークの市営「高岡斎場」で、斎場の建設に反対してきた一部の地元住民が同日朝から、車で斎場入り口を封鎖した。封鎖は正午前、住民が自主的に解除したが、斎場玄関のガラス戸など3枚を金づちで破損させたとして、高岡署は、同市戸出西部金屋、アルバイト店員高畑良夫容疑者(26)を器物損壊容疑で現行犯逮捕した。建設計画から37年にも及んだ同市の斎場は、供用開始初日に逮捕者が出る事態に至った。

 この日午前7時半頃、オレンジ色のジャンパーなどを着た反対住民約30人が、高岡斎場入り口に集合。斎場構内への立ち入りを阻止しようとする市職員や警備員ら40人と、「市民がなぜ施設に入れないんだ」などと押し問答になった。同8時過ぎにガラス戸が破損されたことをきっかけに、住民たちは職員の制止を振り切って構内に入った。

 住民たちはさらに、車5台で斎場入り口を封鎖したが、警察官が仲裁に入り、車両での封鎖は解除。その後、入り口で座り込みをして、排除しようとする市職員や警官らと小競り合いになった。午前11時半頃に自主的に解除したが、火葬の利用者は、住民が座り込みを続ける正面を避け、別の入り口から斎場に入った。

 住民の1人は、「高岡市は既成事実を積み重ねて斎場の建設を進めてきた。(建設賛成派と反対派の)住民融和はまやかしだった」と主張した。一方、橘慶一郎市長は「(反対派住民の)皆さんの思いのある部分はよく分かる。しかし、斎場は市民が利用する大切な施設として使い続けていきたい」と述べた。

 斎場初の利用者として喪主を務めた男性は、「斎場問題を気にすることなく、亡き母と最後の別れを済ませました。(裏門から入ったことは)市に配慮してもらった」と話した。

07年8月に着工 高岡斎場は総工費48億5000万円で、2007年8月に着工し、先月に完成した。市によると、橘市長は反対派住民と60回、話し合いをして、建設への理解を求めて来たが、大きなしこりは残ったままだった

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