レジ袋有料化でまさかの事態に…ハワイでの買い物にご注意を

プラスチックゴミによる環境問題の対応策として、3年前からレジ袋が全面有料化されているハワイ。オアフ島では、2018年7月からはレジ袋1枚の料金が、従来の10セントから15セント(約15円)に値上げされ、買い物時のマイバッグ持参化がますます進んでいます。

 でもそんな中、地元のニュースで報道されたのが万引きの増加です。その実態とは……?

◆オアフ島ではアパレルショップでもレジ袋は有料

 ハワイのオアフ島でレジ袋有料化が定められたのは2015年。マイバッグを持参しなかった客や、レジ袋購入を希望する客には、一律1枚10セントの料金が徴収されていました。そして、2018年7月からはその値段が15セントにアップ。スーパーマーケットやドラッグストアといった日用品店はもちろん、デパート、アパレルショップなどでもすべて、有料化の対象となっているんです。

 レジ袋有料化が施行されてから数年、普段の買い物においてもマイバッグを持参している人の割合がかなり増えていることを、現地在住の筆者は肌感覚で実感しています。ただ、マイバッグを忘れてしまったときや、少量の買い物をしたときなど、「レジ袋を購入するのはもったいないな」と思うもの。そんなとき、清算後は商品をむき出しのまま手に持って店を出る…というケースが多発しています。

◆レジ袋有料化の影で万引きが増加

 そんな買い物客の実態を悪用した万引きがいま、増えています。現地メディアの情報によれば、レジ袋が1枚15セントになってから数ヶ月の間に件数が増加しているそう。

 出口に店員や警備員が立ち、買い物を終えて店を出る客が購入した品物やそのレシートをチェックする店もあります。ただ、筆者の体験談として、店を出る客全員のレシートをチェックしている場合は少なく、かなりルーズな印象。

 そんな中、商品をむき出しのまま外に持ち出す客にまぎれたり、別のレシートを予め用意しておき、出口のチェックをくぐり抜けたり、さらには盗んだ商品を返品して料金も盗ろうとする悪質なケースもあるようです。

 このまま万引きが横行していけば、出口に配置する店員や警備員の数も増やす必要があり、将来的には商品価格の値上げというかたちで消費者に影響が出てくる恐れもあると地元のニュースでは言われています。

 環境を守るために始まったレジ袋有料化が万引き増加という事態を招いてしまっているのは、なんとも皮肉で悲しい状況。環境を守る以前に、ルールを守れる社会であってほしいと願わずにいられませんね。

【参考】

There’s a big increase in crime due to 15 cents bag fee on Oahu, says Retail Merchants of Hawaii

Oahu stores required to charge for paper, plastic bags starting July 1

<文/佐藤まきこ>

【佐藤まきこ】

女性誌のエディターやファッションビルの広告・プロモーションのプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのエディター・ライターへ。ハワイ在住。Instagram:@hawaii_milestone

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