仏銃乱射の死者3人に 政府、「黄ベスト」デモ自粛を要請

フランス東部ストラスブールで11日に起きたクリスマス市を狙った銃乱射事件で、死者は計3人となった。当局が13日、発表した。実行犯の追跡は依然続いており、政府は今週末予定されている反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動の参加者らに抗議の自粛を要請した。

【写真特集】フランス全土に広がるデモ、「黄色いベスト」運動

 ストラスブールの事件で負傷していた1人が13日になって死亡し、死者数は3人に増えた。負傷者は13人で、うち5人が重体となっている。

 警察当局は実行犯を、ストラスブール出身のシェリフ・シェカット(Cherif Chekatt)容疑者(29)と断定。同容疑者もクリスマス市の警備に当たっていた兵士らとの銃撃戦で負傷したが、現場から逃走。フランスおよび欧州広域の各警察が、シェカット容疑者の行方を追っている。

 一方、黄色い安全ベストを着用していることから「黄色いベスト」運動と呼ばれるデモの参加者らは、今週末もエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の政策に抗議する5回目のデモを予定している。

 バンジャマン・グリボー(Benjamin Griveaux)報道官は13日、地元テレビCNewsのインタビューで、銃乱射事件後に治安部隊が抱えている負担の大きさに言及し、黄色いベスト運動の参加者らに「理性的」な行動を呼び掛けた。

 グリボー報道官は「ここ数週間、わが国の治安部隊は大規模な出動を繰り返してきた。年末の家族との祝祭も控えており、15日にはデモで再び治安部隊を勤務させる代わりに、皆平穏に過ごしてくれるのがより望ましい」という考えを示した。【翻訳編集】 AFPBB News

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