バストラブル、相手サポーター…選手のタフさに期待

運が良かったのか、悪かったのか。

9日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦の前日公式練習を取材するために、アザディ競技場へ移動する。厳戒態勢のさなか、イランの日本大使館やアジア・サッカー連盟、あるいは地元警察などから警備の都合上、メディアもまとまって行動することが命じられていた。そこでチャーターした大型バスに日本メディアと一部のクラブスタッフが乗車し一路、競技場へと向かっていた。その途中だった。「ガコンッ」と激しい音がしたのは。

恐らく、高速道路上の予期せぬ段差にバスの底部が衝突し、エンジントラブルが生じた関係でタイヤの空気圧に異常が発生した。結局、治らないと判断。関係者は大いに焦った。競技場まで、まだ道半ば。歩ける距離ではない。急きょ、タクシーを何台も手配するか-。そう迷っていたとき、地元の通訳を兼ねたガイドが、すぐ近くを通るレンタカーのマイクロバスを見つけた。「本当に偶然。すごく運が良かった」と関係者。全員乗り移るまで、さほど時間はかからなかった。

そして着いた競技場では、しかし、厳戒警備か、バスが小型になったためか、なかなか中に通してもらえない。そうすると、中の「日本人」を見つけたペルセポリスサポーターが徐々に輪をつくり、囲み出した。何度も指を立てて「3-0」もしくは「4-0」のポーズを取る。中には、首を切るマネをする人も。1人のイラン人が突然、ドアを開けて中に入り、動画撮影を始める一幕もあった。なかなかの状態だった。

実は、鹿島の選手たちのバスも、数人にだが囲まれていたという。DF安西幸輝は「オレはびっくりしました。今までのACLではない雰囲気は感じましたね」。DF昌子源は「ペルセポリスのサポーターがみんな『4』って指を立てていた。3点じゃない、4点。(第1戦2-0の)倍取ってお前らに勝ってやる、という意図だと思う」と読み取った。

これが入りの際の出来事。夜の帰りの際はもっと多くのペルセポリスサポーターが集まっていて、バスにとりつき、何度もたたかれた。前日でこれ。8万人以上が収容できるとされるアザディ競技場で、当日は果たしてどれだけの相手サポーターが集まるのか。

街中では、日本人と見れば「カシマ!」と声を掛ける人たちが多い。イランで、少なくともテヘランで注目度の高い一戦。それだけ厳しいアウェーになることが予想されるが、乗り越えるだけのタフさを、選手たちに期待したい。【

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