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zoom RSS 川崎で“住民不在”のヘイト対立激化 「違うやり方ないのか」市側混迷

<<   作成日時 : 2018/11/07 08:30   >>

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 ヘイトスピーチ(憎悪表現)をめぐる対立が激化している川崎市で、街宣活動と、それに反対する集団の対立によって、街がたびたび喧噪(けんそう)に包まれている。10月7日にはJR川崎駅東口の広場で街宣活動が行われた。通行人らに話を聞くと、多くの市民の関心や感情はそっちのけで対立が繰り広げられている実態が浮かび上がった。なぜ川崎がヘイト対立の“主戦場”に選ばれるのか。理由を探った。

【画像】対立が繰り広げられたJR川崎駅東口

 「日本人差別をしないでください」「演説妨害は民主主義の敵だ」「中指をおしまいください」。街宣活動の現場では、こうした文言が書かれたのぼりがいくつも掲げられていた。仮設の演壇には複数の人物が代わる代わる登り、声を荒らげている様子がうかがえた。

 ■ものものしい雰囲気

 ただ、演説内容はまったく聞こえてこない。街宣に反対する集団が演壇を囲み、「カウンター」と称して、妨害音を発してかき消しているからだ。周辺には双方の発する大音量が響きわたっていた。

 反ヘイト集団側では、参加者が「レイシスト(差別主義者)帰れ」「川崎を汚すな」「出ていけ」などと口々に叫んでいる。中指を突き立て、演説者をののしる人も見かけられる。

 神奈川県警は衝突を避けるために柵を設置し、通行を規制。通行人に迂回(うかい)指示を出した上で、大勢の警察官を警備にあてている。機動隊の大型車両も複数台停車しており、ものものしい雰囲気が駅前を包んでいる。

 こうした光景は市内で近年、よく見られるようになった。時に苛烈な言葉をぶつけ合って対立し、小競り合いが起きて逮捕者が出ることもある。

 川崎駅前への来訪者は、そんな様子を目の当たりにし、何を感じているのか。横浜市から遊びに来たという、いずれも20代の男女は「何が行われているのか」「たまに川崎に来るが、初めて遭遇した」と口をそろえ、驚きの表情を浮かべた。

 同じく横浜市から訪れた男女のうち、40代男性は「川崎市のイメージが再び悪くなる。最近はずいぶん改善したと思っていたのだが」と話し、顔を曇らせた。通行人らの対立への関心は極めて薄い。一方で、喧噪や通行規制、双方が演じる醜態にいまいましさを感じている人は少なくない。

 ■理解が得られぬ手法

 友人と待ち合わせていた川崎市川崎区在住の50代の男性は「みっともないし、恥ずかしい。いい年をして、子供のけんかみたいだ。お互いもっと違うやり方があるだろう」と憤った。

 双方が持論や正義感、道徳観に基づいて行動しているのだとしても、その主張や手法、態様は決して住民らの理解や共感を得られていないというのが実情だ。

 反ヘイト集団側で、参加の理由を尋ねた。千葉県から来たという30代の女性は「(街宣活動では)政党のふりをしているが、演説の中身はヘイトスピーチ。許せない」と話した。東京都内在住という30代女性は「ヘイトスピーチが行われる場所には、どこにでも行く」と意気込んだ。

 川崎市外からの参加が目につく。埼玉県在住という40代男性は「川崎は何十年もかけて異文化が共生できる環境ができあがった。ここでヘイトスピーチを根絶しないと、川崎が負けてしまう」と憤った。

 ■市外から多く参加

 一方、市内在住の20代女性は「無関係の人にはうるさく思われるかもしれない」とした上で、「川崎という多国籍の街でヘイトスピーチが行われることが許せない。実態を知ったら行動しないわけにはいかない」と話した。

 後日、街宣活動を支持するという人の話も聞いた。横浜市から演説を聞きに来ていたというこの女性は産経新聞の取材に対し、「ぜんぜん聞こえなかった。聞く権利が奪われている」と憤った上で、「ヘイトスピーチだと決めつけて演説を妨害している。不当な行為だ」と訴えた。

 川崎市の福田紀彦市長は定例記者会見の中で「(街宣活動を)視察した職員から報告を受けている。問題がある場合は今後の参考にする」と述べ、引き続き注視する意向を示した。市はヘイトスピーチ規制を含む人権条例について、平成31年度中の可決、成立を目指し、条例案の検討を進めている。

 在日コリアンや中国人が多く居住し、長い時間をかけて共生社会を作りあげてきたという川崎市。一方で、住民の思いをよそに対立が激化しており、市は混迷の度合いを深めている。

 【ヘイトスピーチ】 特定の国籍や民族、人種に対して、差別や暴力、排斥をあおる憎悪表現。多くの在日韓国人が暮らす東京・新大久保や大阪・鶴橋で一部の団体が「朝鮮人を殺せ」などと叫ぶデモを繰り返し、社会問題となった。同様にコリアンタウンがある川崎市では昨年11月、市立公園や公民館など、公的施設でのヘイトスピーチを事前規制するガイドラインを策定。今年3月末から施行している。

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