13人を殺した「人食いトラ」ついに射殺!おびき寄せたのはあの香水…

13人を殺したとされるインドの人食いトラ、「T1」。動物保護の観点から反対意見も相次ぐ中、9月にはインド最高裁がこの雌トラの捕獲、やむを得ない場合は射殺を許可していた。大規模かつ長期にわたる捕獲作戦で切り札となったのは、野生動物とはまったく関係のない意外なものだった……。

人もトラも魅了してしまう「あの香り」
T1による犠牲者が出たインド中央部のマハラシュトラ州では、森林警備隊と警察が数ヵ月間にわたりその雌トラを捜索し続けた。

ガーディアン紙によると、彼らはパラグライダーや赤外線カメラを用いて部隊を展開していたという。さらには狙撃手たちを象の背中に乗せ、森林一帯を探しまわった。1頭のトラを見つけ出すという地域をあげたこの作戦に、総勢200人の森林警備隊が動員された。

しかし、1ヵ月が経ってもトラは一向に姿を見せない。そこで提案されたのが、カルバン・クラインの男性用香水「オブセッション・フォーメン」の香りを用いてトラをおびき出すという、まさに奇策というべき作戦だった。



「オブセッション・フォーメン」は、ベースノートの香水成分にジャコウネコ由来のムスクを使用しており、その香りに大型ネコ科動物を誘引する効果があるとされている。かつてニューヨークのブロンクス動物園で実験された際には、トラたちが明らかにこの香りを好む様子が見受けられたという。

そして11月2日、ついにその時はやってきた。2年間にわたり13人を襲った「人食いトラ」は、.458ウィンチェスターマグナムライフルによって仕留められたのだった。住民たちは安堵し、ダンスパーティーを開催してそのトラが駆除されたことを喜んだ。

やっぱり終わらない「射殺の是非」議論
T1の射殺は、野生動物を狩ることの正当性にまつわる議論に、再度火をつけることとなった。

この6歳の雌トラは、ハンターからT1という名で呼ばれていた一方、動物保護団体からは親しみをこめて「アヴニ」と呼ばれていた。インドの女性子供大臣を務めるマネカ・ガンジーは、今回の捕獲についての一連のツイートの中で、アヴニが無情にも射殺されてしまったことに深くショックを受けたと語った。

しかしT1を撃ったハンターのアリ・カーン氏は、テレグラフ紙のインタビューで射殺当時の状況をこう振り返る。

「我々は常にそのトラを生け捕りにすることを優先していましたが、いざトラが現れた時の私たちは極めて危機的な状況にありました。それでやむを得ずウィンチェスターマグナムライフルを構え、撃ったのです。的を絞る暇さえありませんでした」

ガンジー氏や動物愛護団体がカーン氏を批判するなか、彼はニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで次のように語った。

「動物保護団体は海外から多くの寄付金を得ています。本当のところ、誰も野生動物の保護なんかに興味はないのです。彼らの目的は金を稼ぐことなのです」

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