警備資料

アクセスカウンタ

zoom RSS <ストーカー>GPSで情報取得、規制は可能か 割れる司法判断

<<   作成日時 : 2018/10/04 08:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

別居中の妻の車にGPS(全地球測位システム)機器を取り付けて居場所を確認したなどとして、ストーカー規制法違反に問われた男の裁判で、福岡高裁が9月20日、GPSによる位置情報取得は同法が規制する「見張り」に当たらないとの判断を示した。40代の被害女性は夫の暴力から逃れた先をGPSによって繰り返し突き止められていた。判決後、毎日新聞の取材に応じた女性は「判決には納得できない」と語った。

 福岡県内で暮らす被害女性は数年前に結婚して間もなく、夫からささいなことで暴力を振るわれるようになった。立てなくなるまで太ももを蹴られたり、両耳をつかまれたまま頭を振られたりし、裂けた耳から血が滴り出たこともあった。半年後、警察に助けを求め、シェルターに一時保護された後、ホテルに移ったが、そこに突然夫が現れた。

 女性のスマートフォンには居場所などが分かる監視アプリが無断でインストールされていた。削除して親族方へ身を寄せたが、またも夫は現れた。その後も外出先で度々夫の姿を目にした。

 ある時、役場の駐車場で見覚えのある車が目に入り、車内に夫がいた。女性の車を疑った警察官が、すぐにGPS機器を発見した。携帯電話ほどの大きさで、大手警備会社が子供や高齢者の見守り用に貸し出しているものだった。本来はカバンなどに入れて持ち歩く機器が、バンパーの下に粘着テープで貼り付けられていた。

 転居先のマンションの隣の部屋に夫が入居しようとしているのに気付いたのは、GPS機器の発見から間もないころだった。女性は警察の要請で県外に避難し、夫はようやく逮捕された。「命の危険を感じてやっとの思いで避難した。GPSで相手を追い続けることが許されていいのか」。女性は今も夫に背格好の似た男を見ると体が固まり、鳥肌が立つ。

 女性は今月1日、福岡高検に対し、最高裁に上告するよう求めた。「被害が出てからでは遅い。ストーカー規制法違反に問えないのなら法改正を」と訴える。【平川昌範】

 ◇識者「社会通念上は対象」

 ストーカー規制法は取り締まりの対象行為として、被害者の住居や勤務先などの付近で見張ることを挙げているが、GPSについての明記がなく、司法の判断も割れている。

 女性の事件では、1審・福岡地裁判決(今年3月)は、社会生活の変化でストーカーの手段や方法も変わりうるとし、GPSによる位置情報取得も見張りに当たると判断した。これに対し、2審判決は条文を厳密に解釈。見張りは「付近」から「視覚などの感覚器官」を使ってするものだと結論付けた。

 ストーカー問題に詳しい千葉大の後藤弘子教授(刑事法)は「裁判で法の厳密な解釈が求められるのは言うまでもないが、手段が『視覚』か『GPS』かというだけで、やっていることは同じ。社会通念上『見張り』という解釈が可能だ」と指摘。2審判決を「GPSなら問題ないと加害者に誤ったメッセージを送ることになる」と批判する。

 一方、警察庁は取材に「現段階では改正を検討していない」と回答した。最高裁の判断がまだ出ていないことや、GPS機器の取り付けだけでは同法違反に問えなくても、実際に被害者に近付けば取り締まれることなどが理由とみられる。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
<ストーカー>GPSで情報取得、規制は可能か 割れる司法判断 警備資料/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる