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zoom RSS 【法律相談】危なっかしい交通誘導員 会社の責任は?

<<   作成日時 : 2018/10/26 19:52   >>

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街に出れば、道路工事や建築物の工事現場でドライバーや歩行者の安全を確保する交通誘導員の姿を見ることは珍しくないが、危なっかしい動きを見せる交通誘導員がいた場合、従事させている会社に責任はないのか? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 道路工事に疑問を感じています。理由はたまに見かける交通誘導員が高齢の方で、危なっかしいからです。そういう誘導員は工事会社から雇われているだけで、たぶん免許的なものを携帯していないはず。それなのに危険な誘導業務を任せているのは工事会社の無責任でしかなく、法にも抵触しませんか。

【回答】
 道路工事現場での交通誘導は多くの場合、道路工事業者が依頼した警備業者の警備員が行ないます。警備業法では、建物等における盗難などの事故防止やガードマン等の他、車両の雑踏する場所での事故防止も警備業務としています。

 この警備業務は、都道府県の公安委員会の認定を受けた業者でないとできません。その上、警備業法では、特に専門的知識や能力が必要で、万一事故が起きると不特定又は多くの人の生命、身体や財産に危険を生ずるおそれがある場合を特定の警備業務としています。その種別に応じて公安委員会の行なう検定を受け、合格証明書の交付を受けた警備員に従事させることを義務付けています。

 その中に「交通誘導警備業務」があります。これは道路又は交通の状況により、都道府県の公安委員会が道路上の危険を防止するため、必要と認める場合に交通誘導警備業務の一級検定合格警備員又は二級検定合格警備員が、交通誘導警備業務を行なう場所ごとに1人以上従事させるものです。

 この「危険を防止するため必要と認める場合」については、公安委員会が告示で場所を決めています。該当する道路の工事現場には必ず有資格者がいなくてはなりません。そして、交通誘導にあたる警備員は合格証明書の携帯が義務付けられており、誘導が危険と思えば、証明書の提示を求めて確認することもできます。また、1人以上ですから、資格のない誘導員が手伝っている場合も考えられ、その状況は有資格者の監督が不十分ということになるでしょう。

 そのせいで不適切な誘導があり、事故が起きた場合、誘導した警備員に不法行為責任が、警備業者には使用者責任があります。さらに工事業者が警備員に対し、事実上の指揮命令をしていれば、同様に使用者責任を負うことになります。

【弁護士プロフィール】竹下正己(たけした・まさみ):1946年、大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年、弁護士登録。

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