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zoom RSS <東京入管>医療態勢に疑問の声 「専門知識ある職員を」

<<   作成日時 : 2018/10/15 21:40   >>

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東京入国管理局(東京都港区)の収容施設で過去10年間に5人の外国人が死亡し、その医療態勢を疑問視する声が上がっている。ある元収容者は「痛みがあっても診察されず放置される場合もある」と証言した。実態はどうなのか。関係者の証言を集めた。

 ◇3割が長期収容者

 東京入管の収容施設にはオーバーステイなどの理由から、今月12日の時点で550人(男性363人、女性187人)の外国人が収容されている。滞在の継続を望む理由は「日本に配偶者(子ども)がいる」などさまざまだ。中には「帰国したら政治的な理由で殺される可能性がある」と訴える人もいる。半年以上の長期収容者も約3割(550人中184人)に上る。

 2014年11月22日に急性心筋梗塞(こうそく)で亡くなったスリランカ人男性のケースでは「同日午前7時20分ごろ、体調不良を訴えたため単独の収容所(個室)に移し職員が随時動静を観察」「午後1時ごろ、身動きがなく呼びかけに応じない」「午後3時3分、病院で死亡確認」という入管側の記録が残っている。午後1時ごろ、最初に異変に気づいたのは職員ではなく他の収容外国人だった。早い段階で男性に適切な医療処置を受けさせることはできなかったのだろうか。そもそも施設の医療態勢はどうなっているのか。

 ◇「診察受けぬまま腫瘍が破裂」

 25年前に来日したフィリピン人のエドゥイン・マリヤーノさん(45)は過去2回、収容施設に入った。日本人女性と結婚しているが、入管に申請し続けてきた「配偶者ビザ」が許可されたことはない。不認可の理由は申請者に一切示されない。初回入所は11カ月、2回目は1年1カ月の計2年間。収容中にうつ病を発症した。現在は仮放免され、妻に支えられながら暮らしている。

 エドゥインさんも収容施設の医療態勢に苦しんだと訴える。「病気になって痛みがあってもすぐに医者に診てもらえない。診察を申請しても1カ月ぐらい待たされた」

 ナイジェリア人のエリザベスさんは東京入管に通い、収容されているガーナ人の友人を励ましている。ガーナ人の友人は首に腫瘍ができて、寝ると痛みがあったため診察を希望したが、収容施設の医師にも診察してもらえず、外部の病院にも連れて行ってもらえなかった。その後、腫瘍が破裂。多量の出血があってようやく外部の病院に連れて行ってもらえたといい、「結果的に助かっただけ。死んでいたらどうするのか」と憤る。

 ◇550人に医師1人「どう考えても足りない」

 東京入管では月、水、金曜の週3回、派遣されてきた医師1人が午後1〜5時に患者を診る。7人の医師の交代制で、1日平均20人ほどを診察するという。収容人員に対する医師の数や診察時間は足りているのか。エドゥインさんは「どう考えても足りない。拘束されることで体調を崩している人は多い」と指摘する。

 東京入管の有馬義信・警備監理官は取材に対し、「医師の不在時は複数の入国警備官(入管職員)が収容者の状況を判断して、外部の病院にちゅうちょなく救急搬送している」と説明した。

 しかし、エリザベスさんの友人のように「なかなか診てもらえない」と訴える声は多い。エドゥインさんは、診察可否の判断が入管職員に委ねられている点も疑問視する。医師に診てほしい場合、収容者はまず入管職員に申請し、許可を得なければならない。「医療の専門知識がない素人(職員)が診察を受けさせるか否かを決めている。正しい判断ができるはずはない」。収容者と医師をつなぐ職員の中に、1人でもいいから専門知識のある人を置いてほしいとエドゥインさんは願う。

 ◇建前と現実のギャップ埋める努力を

 取材冒頭でまず東京入管側が強調したのは「入管の収容施設は『一時的に受け入れるためのもの』であって、長期収容を前提とした施設ではない」という“原則論”だった。しかし、現実にさまざまな事情を抱えた多数の外国人が長期収容されている。建前と現実の間にある大きなギャップを直視し、手を打っていかなければ、外国人らの不信感は増幅するばかりだろう。

 収容者の権利を守る活動をしている民間団体「仮放免者の会」の宮廻(みやさこ)満事務局長は、入管の方針について「力ずくで(本国に)追い返そうとしている」と感じている。人道に配慮して医療態勢を整えようとする姿勢には乏しく、「帰国して医者にかかればいいじゃないか」という考え方が透けて見えるという。宮廻さんは「生命や健康はかけがえのないもの。拘束するのであれば収容責任においてきちんと医療を受けさせてほしい」と話した。

 過去10年間の死者5人の内訳は、09年に中国人が自殺▽10年にフィリピン人2人が病死(死因不明と急性心筋梗塞)▽13年にミャンマー人が病死(くも膜下出血)▽14年にスリランカ人が病死(急性心筋梗塞)−−となっている。

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