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zoom RSS ボランティアに頼る東京五輪は危なすぎる!

<<   作成日時 : 2018/08/10 06:15   >>

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 日本では、凄惨な事件が起きた現場などを、タブーとしてオフリミットに置くことが多いように思います。

 さて、ところ変わってヨーロッパではどうでしょうか? 

 2016年12月19日、クリスマスで賑わうドイツのベルリン中心部、カイザー・ヴィルヘルム教会脇で発生した無差別テロ事件。

 ポーランド籍の巨大トラックがクリスマス・マーケットに突っ込み、犠牲者12人(射殺された犯人を含む) 負傷者56人の大惨事となりましたが、この現場はいまどうなっているかと言うと・・・。

 8月6日から12日にかけて「ヨーロッパ陸上競技選手権大会」のイベント主会場になっています。

 トラックが突っ込んで来た、まさにそのルートには「ウエルカム!」と記されたゲートが設えられています。

 大惨事が起きた現場は、子供たちが遊べる遊具が設えられていました。

 「私たちは決してテロの脅威に屈しない。ここで自粛などしたら、彼らの思う壺だ」

 「むしろより高らかに、スポーツと平和の祭典を、この現場で行うことこそが、慰霊と再発防止の最高の実現になる」

 というのが、ドイツ側の考え方であり、市民もそのように考えています。日本社会とは相当の開きがあると言えそうです。

 ちなみに、強調するまでもないと思いますが、ありとあらゆるテロ対策が、万全に講じられていることは言う迄もありません。

 莫大なコストもかけていることでしょう。

 日本人の一般常識からすると、やり過ぎとも見えるかもしれない、かなり強烈なアピールですが、ドイツは「プロテスタント」抵抗の宗教改革で国民性を養ってきた社会です。

 それが悪く出ると、1930年代のような展開もあったわけですが、「テロリストの蛮行に屈しない」という陽性の反応には、学ぶべきところが多々あるように思います。

■ 「ボランティア? 五輪の警備はどうするんだ?」

 「スポーツの祭典」ということで、日本国内のトピックスに目を転じると、2020年の東京五輪、サマータイムだなんだと、様々な具体点が問題になっているわけですが・・・。

 欧州の友人たちから指摘されたのが、先のような現実を踏まえての「ボランティア」に関するポイントです。

 つまり、ヨーロッパの観点からは、わざわざすき好んで、組織立ってセキュリティホールを作り出しているようにしか見えない、というわけです。

 そうした人々を、どのような場所に配置するか分からないけれど、よくまあそこまで「ボランティア」が信用できるなぁ、という驚きと言うか、呆れと言うか・・・。

 「ボランティア性善説」の島国具合を指摘されました。

 ベルリンやミュンヘンの友人たちは、防犯、セキュリティの観点から、お金も払わず一般から公募する人間に内部スタッフ業務を任せるという考え方が、特に2020年という時点において全く考えられないと口を揃えます。

 無理もありません。先ほどのテロだって、まだたった1年半前のことですし、ミュンヘンは、1972年オリンピックでイスラエル選手団を惨殺されるテロ事件が起きた現場でもあります。

 例えば、宿泊から自弁のボランティアということは、どこに泊まっているか分からない人間がボランティアとして施設内にやって来るなんて、全く信じられないと指摘されました。

 つまり、爆弾その他を密造しているテロ組織のアジトから「ボランティア」勤務先に直行もできる。

「日本人一般は、オリンピックのボランティアと言えば、少なくとも日本人青年に限っておけば善意の人間しか来ないと思い込んでるんだと思うよ」

 こう説明すると、

 「そこが全く理解できない。秋葉原の事件、神奈川の2つの事件など、日本人青年による、信じられないような大量殺人などが、このところ毎年、報じられるではないか?」

 「どうしてそんなことが『信じられる』のか!」

 実に的を射た指摘で、返す言葉がありません。

 期間中、セキュリティチェックは厳重に行うので安全、安心・・・といった説明が聞こえてきそうですが、そのセキュリティに関わる部分にボランティアが責任を持っていたら、お話しにもなりません。

 仮にセキュリティだけはすべてプロに任せるとしても、大会が始まって2日、3日と経過すれば、巨大な施設のことです。セキュリティホールを探すことなど、その手のプロであれば、何の苦もないでしょう。

 どうしてわざわざ、安全管理を危うくするようなことをするのか、全く理解できない・・・。

 日欧間の感覚の差があってのことですが、ただただ「おっしゃるとおり」としか言いようがありませんでした。

 「全世界から来場者を招いて、どうしてそんな危険なことができるのか?」。2020年の東京には近づかない方が安全かもしれない、とまで言われました。

■ あえてテロ現場を会場とする欧州の矜持

 通常なら二重三重のセキュリティが張り巡らされて当然の国際大会で、「最前線では軍事的緊張関係にある同志も、スポーツと平和の祭典だけは、ルールを守って友情を確かめ合いましょう」というとき、そこで前提とされるのが、どうやら日本では「性善説」であるのに対して、日本以外のほぼすべての国では「性悪説」を前提に、あらゆる事件・事故を回避しようとしているように思われます。

 実際、ベルリンのテロ事件で、トレーラーが侵入してきた経路には、先ほどの完全封鎖の先立って、牽引型の「大型トラック」が横づけされ、多数のパトカーとともに道を完璧に封鎖しています。

 会場内は随所に武装警官がおり、ドローンなど警戒しているのか、上空の安全も随時確認、至る所に配置された巨大なコンクリート障害物が、地上からの侵入を完全にブロックしています。

 一見すると、家族連れなどが長閑に闊歩し、平和なスポーツの祭典と見えますが、挙動不審者の呼び止め、バッグを持った入場の規制などは、まず間違いなくプロフェッショナルと思われるガードが厳密に行っています。

 ボランティアでできる仕事では、まず、ありません。

 いまだ報道される情報が少ないため、ピントが外れている面があるかもしれません。しかし、国際社会の目や耳には、私と同様か、さらに少ない情報しかもたらされません。

 そのような状況で、いったい日本は何を考えて五輪を開催しているのか、まともに安全を保障する覚悟ができているのかと疑問を持つ人々を、大学教授などの有識者をはじめ、多く作り出しているのは間違いありません。

 どうにも見切り発進が否めない2020年の五輪、改めて徹底的な再検討が必要なのではないかと、痛感せざるを得ませんでした。

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