<AI>「あいちゃん」混雑緩和に一役 桃食べ歩きイベント

 山梨県甲州市内5カ所の共選所で桃を振る舞う完熟桃食べ歩きキャンペーン(JAフルーツ山梨、甲州市主催)で、人工知能(AI)を活用した警備員補助システム「あいちゃん」が混雑の緩和に一役買っている。AIを使った屋外の警備システムは全国でも珍しいという。

 あいちゃんは、警備会社「タスクマスター」(甲州市)とAI開発会社「ホワイトボード」(昭和町)が共同開発した。各会場に、あいちゃんのパネルとカメラを設置。映像を解析したあいちゃんがJAフルーツ山梨のツイッター上で、8~10分おきに混雑状況を発信している。16日もあいちゃんがつぶやいた情報を基に、会場を訪れる観光客らの姿が見られた。

 キャンペーンは市の桃をブランド化するために始まり、今年で9年目を迎えた。無料の桃を試食できることから人気が高まり、昨年度は県内外から約6000人が訪れた。

 ただ、提供場所となる共選所は来場者数に偏りがあり、周辺道路が渋滞して苦情が寄せられることもあったという。

 あいちゃんのつぶやきを活用すれば来場者自身で混雑を回避することができる。各会場の警備員もタブレット端末であいちゃんのつぶやきを共有しており、比較的すいている会場に来場者を誘導しやすい。

 タスクマスターの秋山一也社長(42)は「警備業界の担い手が少なくなってきている。テクノロジーを使いながら情報を可視化することで新しい警備の形を提案できるのでは」と話した。

 キャンペーンは22、29日(午前9時~正午)も行われる。

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