ナスカの地上絵、トラック進入で一部破損 100メートルにわたりタイヤ跡

ペルー文化省は30日、南部にある国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産「ナスカの地上絵(Nazca Lines)」で、貨物トラックが誤って進入して絵の一部が破損したことを明らかにした。

 同省の声明によると、貨物トラックの運転手は27日、標識を無視して遺跡地帯に進入。「約100メートルにわたって深いタイヤの跡」を残し、地上絵の直線3本の一部を破損させた。

 運転手は警備員によって拘束され、地元の警察署で告発の手続きが行われた。

 ペルー当局によると、遺跡地帯への進入は地上絵周辺の地面が崩れやすいため厳しく禁止されており、立ち入る場合はスポンジ状のもので覆われた靴を履くことが義務づけられている。

 首都リマから南へ435キロの砂漠地帯にあるナスカの地上絵では、動物や植物などの巨大な複数の絵が500キロ平方メートル余りにわたって描かれている。紀元前500~紀元後500年に制作されたが、その巨大さや形状が長らく謎を呼んできた。

 ナスカの地上絵の破損は今回が初めてではない。最近では2015年9月に男が敷地内に立ち入って自分の名前を刻んだとして逮捕された。その前年12月には、国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)が気候変動への対応を呼び掛けるメッセージを設置し、ペルー政府の猛反発を受けている。【翻訳編集】 AFPBB News

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