横浜市民病院の移転先、スタジアムの隣で大丈夫? 「騒音が…」J関係者困惑

横浜市立市民病院(保土ケ谷区)の移転先をめぐって困惑が広がっている。市では現在、同病院の再整備基本計画を来年度に確定させるため、移転先候補地となっている三ツ沢公園(神奈川区)の野球場と、隣接する古河電工社宅の用地取得に向けて交渉中だ。しかし、移転先候補地はサッカーJリーグのスタジアムとして使われているニッパツ三ツ沢球技場とも隣接。Jリーグ関係者からは、病院周辺の環境条件として必要な静音が確保できるかについて疑問の声も上がっている。(古川有希)
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【フォト】移転先候補地となっている三ツ沢公園内の野球場

 「えっ、スタジアムのこんな近くに病院が建って大丈夫なの?」

 3月下旬の週末。東京都町田市からJリーグ観戦で同球技場に来た20代の男性会社員は、野球場跡地に病院が建つと聞いて驚きを隠せなかった。

 同球技場ではJ1の横浜F・マリノス、J2の横浜FC、J3のYSCCの3チームが試合を行い、今季は週末を中心に45試合程度が予定されている。YSCCの吉野次郎理事長(48)は「ニッパツは横浜のサッカーの“聖地”でサポーターの熱い応援がこだまする。わざわざその隣に病院を建てる狙いは何なのか」と首をかしげる。

 市は市民病院が手狭になってきたことや、老朽化が進んでいることから、平成24年度に移転先の検討に着手。5カ所の候補地が浮上したが、(1)現在地から約500メートルの移動で済む(2)横浜駅からより近くなり、交通の利便性が高まる(3)病院と公園が一体となった災害対策機能の向上が図れる-などの理由で、野球場と社宅の跡地に新病院を建設する方針を決定。今月に入り、再整備基本計画素案をまとめた。基本計画を確定した後は、基本設計から開院まで6~7年程度を見込む。

 市病院経営局でも、球技場の隣に新病院を建てることへの反対意見は把握しているが、「サッカーの試合は週末がほとんどなので、平日の外来とは重ならない。病院施設についても、建物構造や設備で防音対策を取っていく」(担当者)という。

 吉野理事長は「決まった以上は(球技場と病院が)共存していく形を取るしかない。球技場も屋根を付けたり、患者さんが試合を観戦できる専用の部屋を整備するなどの改修が必要ではないか」と指摘している。

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