ザ・ローリング・ストーンズ、44年ぶりのハイド・パーク・ライヴ映像リリース決定

7月6日と13日の2日間にわたってロンドンのハイド・パークで行なわれたザ・ローリング・ストーンズの凱旋コンサートの模様が、10月30日に映像+音源作品として全世界最速で日本先行リリースされることが決定した。

◆ザ・ローリング・ストーンズ画像

ストーンズがハイド・パークでコンサートを開くのは44年ぶりのことだった。しかもその44年前のコンサートというのがまた特別な意味合いを持つものでもあった。

1969年7月5日、ザ・ローリング・ストーンズはこのハイド・パークで新メンバーお披露目のためのフリー・コンサートを企画していたのだ。しかし直前の7月3日、グループ離脱を表明したばかりの元メンバー、ブライアン・ジョーンズが自宅で謎の死を遂げるという悲劇に見舞われる。そこで彼らはこのコンサートを、急遽「ブライアン・ジョーンズ追悼」にテーマを替えて開催することになったのだが、いきなりの野外の大規模コンサートであった。何と言っても新メンバー参加後、初めての人前での演奏になるわけだし、PAシステムや演出装置もまだまだ未整備な時代でもあった。おまけに、会場警備にも大きな問題が潜んでいた(ここでの問題点は同年末、オルタモントの悲劇という形で顕在化する)。そのような状況の中で苦悩しながらも“1970年代的な巨大ロック・ビジネスの時代”に向けて何とか新たな一歩を踏み出した、そんなストーンズにとってほろ苦くもメモリアルな場所がハイド・パークだったのである。

その後のストーンズが、幾多の苦難を乗り越え「ロックンロール界の王者」として長く君臨しつつ、しぶとく生き抜いてきたのはご存じの通り。しかし、ミック・ジャガー、キース・リチャーズが間もなく70歳になろうかという時になって、そのハイド・パークに帰って来るとは誰が予想できただろうか。しかも、44年前にお披露目した当時の新メンバーで、すでにグループを脱退して40年近くにもなるギタリスト、ミック・テイラーを、栄光の時代を共に過ごした旧友として帯同したというのがまた何とも感慨深い。

そんなファンの感慨を受け止めながらも、ミック・ジャガーが「ホンキー・トンク・ウィメン」を、44年前と同じ白い衣裳を着て歌ったほかは、彼らは決してノスタルジーに頼ることなく、あの時以来44年間のこれが成果だ!と言わんばかりに現在のグループの実力を存分に見せつける演奏を繰り広げた。つまりストーンズはこの地で見事にリベンジを果たしたのである。

ステージ・セットもひたすらシンプルだった44年前とは打って変わり、緑に包まれた公園内ということを意識してか、「森」を模した巨大なものを用意した。そこで、エネルギッシュな動きを見せるストーンズの面々は年齢を感じさせないどころか、まるで時空を飛び越えてやってきた存在のようにも感じられる。キース・リチャーズ自身が映画『クロスファイアー・ハリケーン』の冒頭で自分たちの歩みについて述べた「まるでおとぎ話じゃねぇか」という一節を思い起こしたファンも多かったことだろう。

ミック・ジャガーはこのロック史に残る歴史的ライヴ作品の発売に際し「最高のライヴだった。ハイド・パークに夕陽が落ちて、素晴らしいムードになったね。真夏の夜、ホームグラウンドで10万人と一緒に、ストーンズの50周年を祝うことが出来て嬉しかった。みんな、この作品を楽しんで欲しい。俺たちはすごく楽しかったよ。」とコメントを発表した。

一方キース・リチャーズは7月のハイド・パークのライヴを「ハイド・パークに戻ってきて、歴史が一巡した気分だった。ストーンズは絶好調だったよ。ロンドンでの最高の夏、それ以上のものがあるかい?」と振り返った。

2日間のスペシャルなコンサートでストーンズは、オープニングの「スタート・ミー・アップ」からアンコールの「無情の世界」「サティスファクション」まで、50年間の活動の集大成となるような、それぞれ19曲を熱演。今回の映像作品には、両公演から選りすぐりのベスト・テイクが収録される、この歴史的な2日間のコンサートの全貌をほぼ見ることが可能になるはずだ。

音源のミックスは全曲巨匠ボブ・クリアマウンテンが手掛けており極めて質の高い音源が聴けるのは間違いない。

日本盤はワードレコーズより10月30日に全世界最速でリリースされる。日本盤のみに収録される特別なボーナストラック・日本での映画公開イベント・日本独自仕様の限定特別BOXセットの追加情報は今後続々発表されるので注目したい。


『“スウィート・サマー・サン”ストーンズ・ライヴ・イン・ロンドン・ハイド・パーク 2013』

10月30日日本先行世界最速発売
完全数量限定スペシャル・セット 通販のみで販売
●DVD+Blu-ray+2枚組CD+日本プレス3枚組LPレコード+60ページ・ハードカバー写真集+ハイド・パークで販売した公演記念Tシャツ2枚つき(詳細と発売日は後日発表)

一般流通商品
●初回限定盤ボックス・セット:Blu-ray+DVD+2CD+日本製3LP 16,000円(税込)
●初回限定盤DVD+2CD 6,200円(税込)
●初回限定盤Blu-ray+2CD 7,200円(税込)
●Blu-ray 5,200円(税込)
●DVD 4,200円(税込)
※日本盤には寺田正典氏によるストーンズ50周年を徹底検証した数万字を越える長編解説。ハイド・パークで撮影を行なったフォトグラファー有賀幹夫氏による取材記も特別封入!

【DVD/Blu-ray】※日本盤ボーナスなどは後日発表
1)スタート・ミー・アップ 2)イッツ・オンリー・ロックン・ロール 3)ストリート・ファイティング・マン 4)ルビー・チューズデイ 5) ドゥーム・アンド・グルーム 6)ホンキー・トンク・ウィメン 7)ユー・ガット・ザ・シルヴァー 8)ハッピー 9)ミス・ユー 10)ミッドナイト・ランブラー 11)ギミー・シェルター 12)ジャンピン・ジャック・フラッシュ 13)悪魔を憐れむ歌 14)ブラウン・シュガー 15)無情の世界 16)サティスファクション

ボーナストラック 1)ダイスをころがせ 2)黒くぬれ 3)ビフォー・ゼイ・メイク・ミー・ラン

【CD】
[Disc1]
1)スタート・ミー・アップ 2)イッツ・オンリー・ロックン・ロール 3)ダイスをころがせ 4)エモーショナル・レスキュー 5)ストリート・ファイティング・マン 6)ルビー・チューズデイ 7) ドゥーム・アンド・グルーム 8)黒くぬれ 9)ホンキー・トンク・ウィメン 10)ユー・ガット・ザ・シルヴァー 11)ビフォー・ゼイ・メイク・ミー・ラン
[Disc2]
1)ミス・ユー 2)ミッドナイト・ランブラー 3)ギミー・シェルター 4)ジャンピン・ジャック・フラッシュ 5)悪魔を憐れむ歌 6)ブラウン・シュガー 7)無情の世界 8) サティスファクション

・ミック・ジャガー
・キース・リチャーズ
・チャーリー・ワッツ
・ロニー・ウッド

・ミック・テイラー - ギター
・ダリル・ジョーンズ - ベース
・チャック・リヴェール - キーボード
・ボビー・キーズ - サックス
・ティム・リース - サックス/キーボード
・バーナード・ファウラー - バック・ヴォーカル
・リサ・フィッシャー - バック・ヴォーカル
・マット・クリフォード - ミュージカル・インテグレーター

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック