就職内定率:高・大卒が上昇 ジョブサポーター、求人数増に貢献--労働局まとめ /山形

今春の新卒者の就職内定状況(3月末現在)を山形労働局がまとめた。内定率は、高卒・大卒ともに昨年から上がった。山形労働局は「ハローワークと学校とが連携して、就職希望者と企業との間のマッチングに力を入れたことが内定率アップの要因」と分析している。【前田洋平】

 ◇一人一人課題把握し支援
 高卒の就職内定者数は前年を207人上回る2780人。内定率は98・9%で、1996年の99・3%に次いで高かった。大学生の内定率も91・1%で、2009年(91・4%)の水準まで回復しつつある。
 県内の高卒者向け求人数も、3577人で前年から708人増えた。特に復興需要が続く建設業が209人増の605人だった。また、サービス業は警備業やコールセンター業で求人があり、173人増の272人だった。
 山形労働局は求人数が増えたことについて、復興需要に加え、高校・大学生の就職支援を専門に行うジョブサポーターの存在が大きいと説明する。
 ジョブサポーターは、生徒や学生の就職が実現するまで、マンツーマンでサポートする就職相談員。ジョブサポーターの中には、会社の人事部経験者などがおり、自己分析から応募企業の選択、エントリーシートの書き方、面接の受け方まで、学生・生徒、一人一人の課題を把握して、その人に合った支援を行う。
 ジョブサポーターの活動の中でも評価が高いのは、企業に直接出向いての働きかけだ。担当の生徒・学生に合う企業をジョブサポーターが回り、求人を新規開拓している。おかげで、求人数が増え、就職率の向上につながったという。山形労働局は、ジョブサポーターを10年4月の13人から、昨年度は31人まで増やして対応した。
 山形労働局はジョブサポーターの存在は、とくに大学生の就職率向上につながっているとも指摘する。「高校生が進路指導の一環として担任の先生などに積極的に支援してもらえるのに比べ、大学生は基本的に情報収集の段階から個人で就職活動をしなければならない。そのため、1対1で相談に乗ってくれるジョブサポーターは大学生の就職率の底上げにつながっている」と説明する。
 山形労働局は、今年度も引き続き、ジョブサポーターを高校、大学に派遣したり、就職ガイダンスを複数回、実施したりしていくという。

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