ディズニー歓迎へ警備態勢検討大詰め 浜松まつり

 例年、百数十万人の人出でにぎわう浜松まつり(5月3~5日)を目前に控え、雑踏の警備態勢の検討が大詰めを迎えている。関係者を悩ませているのは、今年初めて最終日に行われる東京ディズニーリゾートのパレードへの備え。当日の混雑ぶりは「予測困難」(浜松中央署幹部)で、臨機応変の対応を迫られそうだ。
 期間中の午後5~9時、御殿屋台引き回しのため車両の通行が規制される浜松市中区の鍛冶町通りと広小路通り。まつり組織委員会と浜松中央署はパレードがある5日に限り、午後3時ごろから、上下4~7車線のうち、両端の車線を通行止めにして“仮歩道”にする方針を決めた。
 何車線を仮歩道にするかは当日の混雑具合を見て、現場で判断する。仮歩道設置からパレードが終わるまでの間、浜松郵便局前など2カ所の地下道を通行止めにし、地上に臨時のスクランブル交差点を2カ所開設する。市にも警備に当たる職員の動員を要請した。
 関係者が念頭に置くのは、花火見物客の殺到で死傷者が出た兵庫県明石市の歩道橋事故だ。これに米ボストン・マラソンの連続爆破テロ事件を受けたテロ対策強化の必要性も加わり、関係者は一層、神経をとがらす。
 浜松中央署の井上秀文地域課長はパレード通過後の混乱を強く警戒し、「1人がパレードを追い掛けたら、群集心理が働いて大変な事態になる。絶対に追わないでほしい」と呼び掛ける。
 まつり組織委は、例年は3日間行っている合同練りを、今年は最終日に限って取りやめることを決断。警備を担う統監部は、静岡まつりのパレードも視察した。丸井通晴部長は「5日はこどもの日。子どもに喜んでもらうためにディズニーを歓迎した。安心して楽しめるよう万全の態勢を整える」と本番を見据えている。

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