警官を不審者と勘違い 30便以上に遅れ

17日午前6時50分ごろ、大阪空港の日航の保安検査場で、警備会社の担当者が大阪府警の私服捜査員を不審者と勘違いし、空港警備派出所に連絡した。新関西国際空港会社によると、日航は始発便などが最大約2時間出発を見合わせ、同日午前に発着する37便に遅れが出た。

 日航や管轄の兵庫県警伊丹署によると、捜査員は午前6時20分ごろ、担当者に「大阪府警本部の者です」と名乗り警察手帳の顔写真を示し検査場を通過。約30分後、担当者が上司に「身体検査をせず警察官と名乗る人物を通した」と相談した。

 府警によると捜査員は、府警本部所属の40代の男性警部補で、内偵捜査の対象者を追跡中。午前6時50分ごろ、入った時とは違う到着用ゲートから外に出て、府警本部に戻り、ニュースで騒ぎに気付き申し出た。

 府警は「捜査員に、入ったゲートから出なければいけないという認識がなかった」としている。

 伊丹署によると、検査場の担当者は「事前に連絡がなかったため不審者と勘違いした」と話している。

 新関空会社によると担当者は、警察手帳の顔写真をよく確認するなどの作業をしなかった。捜査員は金属探知機のゲートを通ったが、探知機の反応はなかったという。

 空港のロビーは出発を待つ乗客らで一時ごった返し、東京都の男性会社員(56)は「空港に着いてから遅れを知った」と苦笑いを浮かべていた。(共同)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック