スカイツリー開業“てんやわんや”ルポ!金属探知機で厳戒態勢

東京スカイツリーと足元に広がる街区「東京スカイツリータウン」には開業初日、ツリーには約8000人、全体で約20万人が訪れる見通しだ。テープカットのほか、夜はライトアップ照明の点灯式などセレモニーがめじろ押し。正午過ぎ初の一般客が入場し、展望台に一番乗りして喜ぶ人、混雑の対応に追われる人…。新名所はてんやわんやの大騒ぎだ。

 ■一番乗りは5月1日

 小雨が降る中、早朝から5000人以上の一般客がツリーの下に列を作った。詰めかけた報道陣は韓国のKBSなど海外メディアも含め約200人。周辺には上れない客も多数訪れ、警備員が慌ただしく動き回った。

 列の先頭に並んだのは地元、墨田区の会社員、長谷川一孝さん(35)。「1日から並んだが、迷惑がられたので6日に一旦帰宅。16日に再び訪れ、整理券をもらった。景色は二の次で、一番乗りの達成感を得たかった」と笑っていた。

 商業施設「東京ソラマチ」に向かう通路は人で大渋滞となり、順番を守らない若いカップルに初老の男性が「おい待て!」と怒鳴る場面も。ただ、警備が厳重なため、そのほか大きなトラブルはみられなかった。

 ■金属探知機

 ツリーへの一般客の入場は正午過ぎにスタート。不測の事態に備え、金属探知機が内蔵されたゲートをくぐり、その後、係員が手作業で手荷物などをチェックするという物々しさ。ツリーとその周辺を含めて約20万人の来場が予測されたため、警視庁本所署は隅田川花見大会での警備人員とほぼ同数の約150人を動員。同庁では特殊車両の「移動防犯カメラ車」も配置して警備に当たった。

 ■当日券は?

 第1展望台の個人入場券は、7月10日分までインターネットでの完全予約・抽選制。キャンセルが出ても当日券販売はなく、ダメモトでツリーまできたが、入れずに残念がる人もいた。

 一般入場者では一番乗りとなる22日正午の入場分は、最も高い競争率で335倍だった。事前予約の料金は大人2500円、中高生2000円、小学生1400円、幼児1100円。7月11日からの当日券は大人2000円、中高生1500円、小学生900円、幼児600円。

 ■1700億円超の経済効果

 ツリーの地元、墨田区が2008年に発表した試算では、全国で年間1700億円超の経済効果を見込んでいたが「実際はそれ以上の効果を生み出しそうだ」と、同区担当者。観光産業にとっては需要拡大の好機で、第一生命経済研究所の永濱利廣主席エコノミストは「首都圏では東京ディズニーリゾートに次ぐ観光スポットになる可能性がある」とみている。

 ■634メートルの謎

 高さ634メートルは東京や埼玉、神奈川の一部を含む旧国名「武蔵(むさし=634)」の語呂合わせで決まった。一方で、東京タワー(333メートル)の倍の666メートルといった“幻の候補”もあった。

 事業主体の東武鉄道によると、628メートル(浅草寺創建)や、645メートル(大化の改新)のように年号にちなんだ案もあった。06年発表の計画では610メートルだったが、その後、中国の広州タワーも600メートル級を想定していることが分かり、世界一を目指すため「背伸び」が決まった。

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