SMAP、厳戒中国で全力2時間熱唱

【北京16日=近藤由美子】SMAPが北京工人体育場で開催した初の海外公演を成功させた。“国賓級”の公演とあって、通常の倍以上の中国公安職員約3000人が警備する超厳戒態勢の上、火薬などが使用できない制約もあったが、メンバーは冒頭から伸び伸びとステージを楽しんだ。観客約4万人のうち、9割は中国各地から集まったファン。初めての“生SMAP”に大興奮した。

 昨年予定していた上海万博イベント、上海公演が相次いで中止され、ようやく迎えた中国公演当日。草なぎ剛(37)らメンバー全員が晴れ晴れとした表情でステージに登場した。香取慎吾(34)は「ついに来たなという感じです。ここまで長かった。でもステージに立てば国が違っても、自分たちの場所です」。5人にとっては初めての海外公演だが、それぞれが慣れ親しんだ場所のようにステージを楽しみ始めた。

 前日15日には人民大会堂で会見を行った“国賓級”の公演だけに、中国当局も威信をかけてセキュリティーを強化。各ブロックの最前列には、制服姿の屈強な男性がズラリと並んだ。荷物チェックに時間がかかり、開演に間に合わないファンも続出するほどの超厳戒態勢が敷かれた。

 安全面を考慮して中国当局に“待った”を掛けられた部分もあった。火薬の使用は厳禁。客席を回るトロッコの使用も許可が下りなかった。さらに、客席との距離は15メートル。花道はなく、通常公演の倍の距離が置かれた。木村拓哉(38)は「OKですよ、という範囲が違う。客席が遠い」と驚いた。稲垣吾郎(37)は「決まりは決まり。逆にこういうことをやることで大丈夫と思っていただいて、意識が変わるきっかけになればうれしいですね」と前向きに捉えた。

 SMAPの公演は4時間近くに及ぶこともあるが、当局から約2時間と設定された。公演時間が半分の分、魅力を凝縮した内容で構成。木村と共演し、中国でも人気の台湾出身、女優リン・チーリンを特別ゲストで招待。また、「夜空ノムコウ」「世界に一つだけの花」やテレサ・テンらが歌った中国の人気曲「月亮代表我的心(月は私の心)」を中国語で歌い上げた。

 ラストでは大粒の雨を浴びながら、全員でつないだ手を高々と挙げた。中居正広(39)は「終わった瞬間からがスタート。これがきっかけになっていろいろな可能性が広がると思います」。木村は「これまで何度か来させていただき、たくさんの方が愛情を投げてくださってびっくりしていましたが、もう驚きません。僕らのステージを楽しんでくれている人を目の当たりにしたので。また、ぜひこのような機会を作りたいと思います」。アジア全域への本格進出へ。5人がその手応えをしっかりつかんだ瞬間だった。

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