家事代行サービス急拡大/高齢化背景に異業種続々

主に高齢者世帯を対象に掃除や洗濯を引き受けたり、食事を宅配する家事代行ビジネスが香川県内で広がりをみせている。高齢化の進展を背景にした市場拡大を見込んで、警備100+ 件や石油販売など異業種からの参入も相次ぐ。各社はそれぞれの強みを生かしたサービスを前面に需要の取り込みに躍起だ。

 近年、家事支援サービスへの参入が相次いでいるのが警備100+ 件会社。2006年から清掃などのサービスを始めた業界最大手のセコムの担当者は「契約件数はここ数年、前年比1・5倍の伸びが続いている」と話す。セキュリティー強化と組み合わせて売り込み、香川でも浸透を図っている。

 地場の四国警備100+ 件保障(高松市)は、高齢者向けのサービスとして生活リズムに異常がないかを監視する見守りシステムを導入。家事支援への参入も模索している。

 一方、本業で家事代行を手掛けてきたハウスクリーニング業者は、きめ細やかなサービスで対抗する。月平均約20件の家事代行を請け負うアールアップサービス(高松市)は「清掃だけでは満足してもらえない」と、床の補修や鳥の巣の除去などの多彩なメニューを用意している。

 交通手段がなく日々の買い物が困難になる「買い物難民」の増加が懸念される中、食品などの宅配サービスのニーズも高まっている。

 ガソリンスタンド経営やLPガス販売などの藤田商店(観音寺市)は今月中旬、総菜や飲料などの宅配に乗り出した。

 ガスの検針を行う中で地域の高齢者から「一人で買い物に行けない」といった声が寄せられたのをきっかけに参入を決定。宅配事業を展開する大手業者とフランチャイズ契約を結び、栄養バランスを考えた総菜などを豊富に取りそろえる。現在、対象エリアは観音寺市内の一部だが、将来は中讃や愛媛県東部などへの拡大を目指す。

 森永乳業の販売店は、牛乳の宅配とのセットで自社ブランドの豆腐やレトルトカレーなどを届ける。「ここ10年でニーズが急速に高まっている」とし、地域に根差した販売網を足場に、牛乳以外の商品で差別化を図る。

 坂出市や三木町では、商店主らが地元の高齢者向けに宅配に力を入れる動きも出始めた。坂出市内の商店街の若手有志は4月から、買い物の代行サービスを開始。集会場などの指定場所に届けるほか、今月からは自宅にも配達している。三木町商工会は、宅配が可能な店舗情報をまとめた「宅配店マップ」の作成に協力した。

 墓参りの代行をサービスの柱に打ち出す業者も現れた。濃墓の里(三木町)は「墓の掃除に出掛けられない高齢者の潜在的な需要を掘り起こしたい」としてPRに努めている。

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