現場発:サッカー 美作に“なでしこフィーバー” 「サインもらった」興奮 /岡山

◇市、観客整理に奔走
 ロンドン五輪最終予選に向けて合宿中のサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)を目当てに集まったファンによる“なでしこフィーバー”に美作市が沸いている。市の担当者は、人口3万人の1割以上に当たる観客の整理に奔走し、湯郷温泉関係者は会場近くに宿泊案内所を設けるなど観光PRに努めている。【石井尚】

 合宿2日目の23日は午前と午後に分けて練習。「ナイスパス」「ナイスシュート」などと大きな声を掛け合いながら、選手は真剣なまなざしでボールを追った。一つのプレーを大切にする姿勢と集中力の高さが伝わる。

 選手たちは、子供向けの即席のサイン会を開いた。子供たちはうれしそうに色紙やユニホームを握りしめた。サッカーをしている徳島県阿波市立吉野中2年の瀬尾優穂さんは「澤選手からサインをもらいました」と興奮し、「練習もめっちゃ頑張る。なでしこに入りたい」と喜んだ。

 練習を終えると、選手はファンが詰めかけたスタンドに向かって一礼。大きな拍手が起こった。世界一の強さだけではなく、ファンを大切にする優しさもなでしこの魅力だ。

 美作ラグビー・サッカー場の隣では、温泉の宿泊案内や美作市の特産品などを販売する「テント村」が盛況だ。中でも、美作市特産の黒豆を使ったパテ入りのハンバーガー「黒豆バーガー」(300円)が人気だった。合宿初日に用意した約100個はすぐに完売。2日目も約170個を売り尽くした。販売する則本千寿子さん(59)は「こんなに売れるのはなでしこのおかげ。ずっと続いてほしい」と笑顔で話した。

 ◇飲食店も盛況 “うれしい悲鳴”
 湯郷温泉にあるカフェレストラン「K’s Garden」では「なでしこランチ」を用意している。パスタやサラダなどのセットでなでしこの語呂合わせで745円で提供。当初1日30食限定の予定だったが、初日にあっと言う間に売り切れたため「できる限り提供したい」と限定をやめた。2日目に約60セットが出たといい、店は「お昼は本当に忙しいです」と“うれしい悲鳴”を上げる。

 「湯郷温泉女将の会」はなでしこ応援に来た人に湯郷温泉をPRしようと法被姿でビラを配った。女将の会の佐々木裕子会長は「応援に来てくれた人に足湯や温泉に気持ちよくつかってもらいたい」。美作市職員もフル回転だ。約80人の職員が駐車場の整理や警備に当たる。8月に入りほとんど休まず、支援室で働く木下秀行主任は「おもてなしの心が大切。選手もファンも気持ちよく帰ってほしい」と話した。

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