「平泉」記念イベント決定

「平泉の文化遺産」の世界遺産登録が確実になり、平泉町は一関、奥州市や県などと「世界遺産登録記念イベント実行委員会」をつくり、7~9月に開くイベント内容を決めた。震災で激減した観光客を呼び戻し、東北復興へつなげる狙いだが、沿岸被災地への配慮から祝賀ムード一色とはいかず、町は苦慮している。

 登録直後の7月3日には、中尊寺や毛越寺などで演舞が奉納され、金色堂を1000人規模で合同参拝する。9月3日には、奥州市文化会館で作家瀬戸内寂聴さんと中尊寺の山田俊和貫首が対談。メーン行事は同24~25日、平泉町の観自在王院跡で県内郷土芸能の共演や東北のグルメ祭典を開く。沿岸の避難者を招待し、寄付金も集める。ただ、計画が立ち消えた行事もある。町は、例年20万人近くを集客し、今年は震災のため中止した5月の「源義経公東下り行列」を9月に行う計画だった。しかし、関係者から「あまりにも集客狙い」という意見があり、沿岸に動員中の県警による警備が難しいこともあって断念した。

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