イチゴとトマト農家が被災者に差し入れ JAうつのみや、3月下旬から定期的に

【宇都宮】JAうつのみや(宇都宮市、上三川町、旧南河内町)の越冬トマト専門部と、苺専門部宇都宮支部の有志らが東日本大震災の影響で市内に避難している人たちにトマトとイチゴの差し入れを定期的に続けている。協力者の中には停電の影響で自らのトマトに被害が出た人も。トマト専門部の古口雄一部長(37)は「自分たちも被害に遭ったからこそ、微々たる量だけど逆に食べてもらいたい」と話している。

 差し入れは3月下旬から1週間に1度の割合で、JAうつのみやの集荷所に持ち寄り、市内2カ所の避難所に届けている。「野菜や果物が食べられない」という避難者の声を聞き、始めた。

 今後も続けていく予定で、同支部の福田清支部長は「作ったものを食べてもらうことが私たちの仕事。役に立てれば光栄」と話す。

 トマト農家はハウス栽培での換気装置や加温・保温の機械設備が電動のため、震災直後の停電で作物が全滅した仲間も。古口部長も3割程度被害があったという。

 13日には避難所になっている北関東綜合警備100+ 件保障本社に3回目の差し入れとして、イチゴ12パックとトマト10キロを届け、避難者や同社に感謝された。

 市内にはこの差し入れと別に、個人的に避難所に届けている農家も少なくないという。同支部の篠崎真一さん(41)は「他の地域でも生産地から近い避難所に届けていただければ」と県内の農家に呼び掛けている。

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