被災地に元気を 大曲の花火・秋田竿燈、今年も開催

秋田の夏の2大行事、「大曲の花火」と「秋田竿燈(かんとう)まつり」が今年も開催される。大震災の影響を心配する声もあったが、被災者を応援し、東北を元気にしたい、との思いで開かれる。

■開催求める声、全国から

 「大曲の花火」として知られる第85回全国花火競技大会は8月27日、大仙市の雄物川河畔で開催される。大会実行委が18日、発表した。「被災者を応援し、停滞する日本経済に元気と勇気を送る大会」(大会会長、栗林次美大仙市長)とし、100年記念の昨年と同規模の大会にしたいという。

 東日本大震災後、実行委のある大曲商工会議所には「花火はどうなる」「ぜひやってほしい」という電話や手紙、メールが多数寄せられた。「そうした声に後押しされた格好で開催を決めた」と実行委員長の佐々木繁治大曲商議所会頭。「全国の花火師からも、花火を通して被災地を応援させてほしいという強い志が寄せられた」という。

 実行委によると、昨年は過去最高の約80万人が訪れた。「警備費など大会経費が年々かさんでいる」として、今大会からマス席A席を2万1千円(昨年は1万9千円)、C席1万3千円(同1万円)に値上げする。抽選販売の方法も、大曲市民会館での受け付けを7月7日午前8時からと早めるほか、電話受け付けをやめ、往復はがき受け付けにするなど変更した。テント設営の駐車場も一部予約抽選制とする。問い合わせは大曲商議所(0187・62・1262)。

■避難者の無料招待検討

 秋田竿燈まつりは8月3日から6日まで。実行委は、被災者や県内に避難している人たちの無料招待などを検討している。

 また、今月1日から団体向け(15人以上)の予約受け付けが始まっているが、売れ行きはいま一つで、昨年同時期と比べ3割程度落ちている。実行委は「まつりを一つの契機に、東北復興を盛り上げていきたい」と願う。

 観覧席は、6人用枡(ます)席が2万円、S席2500円、A席2千円。個人向け(14人以下)の予約は5月2日から。問い合わせは実行委事務局の市観光物産課(018・866・2112)、竿燈観覧席予約センター(018・866・9977)。

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