「悪いこと」知りながら万引 県警と香川大が心理分析

 人口1千人あたりの万引き認知件数が1.61件(昨年)で全国ワースト1だった香川。改善策を探ろうと、県警と香川大学が万引き容疑者から動機などを聞き取った。「お金に余裕がない」とする一方、「悪いこと」と知りながら万引きをしている心理も浮かび上がった。

 調査は4~8月、スーパーや書店、コンビニなどで万引きしたとして取り調べを受けた7~89歳の計147人を対象に実施。動機、万引きをした直後の心理、規範意識、家族との関係などについて尋ねた。

 動機について、いずれの年代でも再犯者が「お金に余裕がない」との答えが最も多かった。成人や少年が少なくなかった。「誘われた」とする答えは少年ではあったが高齢者にはなかった。

 「これがあれば万引きしなかった」ことを尋ねたところ、いずれの年代も「店員の声かけ」「警備員の巡回」「警察官の立ち寄り」を挙げた。一方、「張り紙」「防犯ミラー」があることを指摘するのは少なかった。

 万引きの心理状況について尋ねたところ、万引きについては「悪いこと」、「問題がある」、「弁償しても許されない」といった認識を持っている回答がどの年代も多かった。

 一方、少年の再犯者の中には自分のことを「短気」「敵意がある」と感じている例があるという。調査結果を分析した香川大学教育学部の大久保智生准教授(犯罪心理学)は「『悪いこと』と知りつつ万引きをしている。家庭の対策など、データに基づく万引き防止策が一層必要だ」と話している。

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