五つの会社相次ぎ設立 大賀容疑者

鹿島の裏金をめぐる脱税事件で、法人税法違反容疑で逮捕された大賀規久(のりひさ)容疑者(65)は、コンサルタント会社の大光(大分市)以外に内装工事や建築資材卸など五つの会社を設立、経営していた(二〇〇七年末時点)。これらの会社を見ると、事業内容や規模に対し、売り上げや利益の額がかなり大きいなど実態が不明瞭(ふめいりょう)で、通常の会社に比べて不自然さが目立っている。

 キヤノンの現在の御手洗冨士夫会長が、米国から帰国後、専務に就任したのが一九八九年三月。大賀容疑者は翌九〇年十二月に大光(当時は大光インターナショナル)を設立。事業目的はキヤノングループの工場や社宅用地の取得・開発だった。
 次いで九二年に内装工事の匠(たくみ)、九五年にビル管理・警備のデューク、九六年に建設資材卸のライトブラック、二〇〇一年には経営コンサルタントのプライム・ヴィラを相次いで設立。ライトブラックなど三社では、同法違反容疑で逮捕された元県議会議長の長田助勝容疑者(80)が役員を務めていたが、昨年中にいずれも退任している。匠の役員には元熊本国税局長の名前も。取引先は鹿島をはじめ、大手ゼネコン数社。このほか、それ以前に起こした会社で建設資材卸・内装工事の伯永産業がある。
 この間、御手洗会長は九五年に社長に昇格。キヤノンは事業を拡大し、大分キヤノン大分事業所が〇五年一月、大分キヤノンマテリアル大分事業所が〇七年三月にそれぞれ稼働。キヤノンの業容拡大に歩調を合わせるかのように、大賀容疑者の会社も業績を大きく伸ばしてきた。
 大光の〇五年九月期の売上高は十二億九百万円で、当期利益は三億二千四百万円を計上。匠は〇五年七月期に前期の約六十倍となる三億三千万円、ライトブラックは〇六年五月期に前期の約四倍となる四十億五千万円を売り上げた。
 建設業者の一人は「匠はキヤノンの工事に優先的に入っていた。大光は会社の事業内容や規模(社員五人程度)の割に利益が大きすぎる。業界環境が厳しいだけに十分の一でもおかしくない。常識ではあり得ない数字」と急成長に疑問を投げ掛けていた。

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