エロなまはげ暴走阻止へ警備増員-男鹿市
みちのく5大まつりの1つ「なまはげ柴灯(せど)まつり」が8日、秋田県男鹿市内で始まった。昨年末になまはげに扮した男が、女性客の胸を触るセクハラ騒動を起こして以来、初めてのイベント。主催者は“汚名返上”とばかりに、警備係を増員する厳戒態勢を敷いたが、参加者からは逆に「趣が薄れた」と不満の声が漏れた。 【エロなまはげ 女風呂乱入で胸タッチ】
家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「なまはげ柴灯まつり」が真山神社で開幕。午後7時すぎ、雪山からたいまつを持ったなまはげ15人が「ウォー」と雄叫びを上げながら下りてくると、観客の興奮は最高潮に達した。
今年で45回目を数える伝統行事だが、その風景は一変した。昨年大みそか、なまはげに扮した男が酔っぱらい、旅館の女性浴場に乱入した“事件”を受け、「同じ騒動はゴメン」とばかりに祭りを主催する市観光課は、なまはげ1人につき警備役の市職員1人を配置。これまでは会場整理やなまはげの通り道を確保するための15人で済んでいた要員は倍の30人に膨らんだ。
同課は「行事をする側がハメを外すのは論外。観客にも行事を正しく理解してもらわないと祭りができなくなる」と強い危機感を持つが、肝心の観光客からは「警備員を気にしているのか、近づいてこないなまはげはあまり怖くない」「少し興ざめした」などの不満の声も上がった。一方、なまはげ経験者の男性は「観光客の中には衣装だけでなく、毛などを引っ張る人もいる」と“逆セクハラ”を告白。観光客からなまはげをガードするための警備の必要性を訴えた。
今回の祭りに登場するなまはげは“エロなまはげ”とは別のグループ。主催者は念のため関係者から事情を聴いたが、女性客からのセクハラ被害の訴えは、一度もなかったことが確認された。そのため「なまはげ役にはあらためて注意はしなかった」(観光課)という。
寒空の下、頑張るなまはげたち。市内の男性は「酒を飲みテンションを上げる人も多いが、騒動のあった後では飲みにくいよな…」と同情していた。
家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「なまはげ柴灯まつり」が真山神社で開幕。午後7時すぎ、雪山からたいまつを持ったなまはげ15人が「ウォー」と雄叫びを上げながら下りてくると、観客の興奮は最高潮に達した。
今年で45回目を数える伝統行事だが、その風景は一変した。昨年大みそか、なまはげに扮した男が酔っぱらい、旅館の女性浴場に乱入した“事件”を受け、「同じ騒動はゴメン」とばかりに祭りを主催する市観光課は、なまはげ1人につき警備役の市職員1人を配置。これまでは会場整理やなまはげの通り道を確保するための15人で済んでいた要員は倍の30人に膨らんだ。
同課は「行事をする側がハメを外すのは論外。観客にも行事を正しく理解してもらわないと祭りができなくなる」と強い危機感を持つが、肝心の観光客からは「警備員を気にしているのか、近づいてこないなまはげはあまり怖くない」「少し興ざめした」などの不満の声も上がった。一方、なまはげ経験者の男性は「観光客の中には衣装だけでなく、毛などを引っ張る人もいる」と“逆セクハラ”を告白。観光客からなまはげをガードするための警備の必要性を訴えた。
今回の祭りに登場するなまはげは“エロなまはげ”とは別のグループ。主催者は念のため関係者から事情を聴いたが、女性客からのセクハラ被害の訴えは、一度もなかったことが確認された。そのため「なまはげ役にはあらためて注意はしなかった」(観光課)という。
寒空の下、頑張るなまはげたち。市内の男性は「酒を飲みテンションを上げる人も多いが、騒動のあった後では飲みにくいよな…」と同情していた。
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