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zoom RSS 国境で密輸を取り締まる北朝鮮の担当者らに電話で聞いた本音

<<   作成日時 : 2018/06/08 07:00   >>

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 トップ会談によって、朝鮮半島はどう動くのか。武力衝突か、緊張緩和か。中朝国境では中国の基地局の電波が北朝鮮の領土まで及ぶ。国境近くに住む北朝鮮住民の中には中国人と商売をするため中国の携帯電話を持つ人がいる。韓国人ジャーナリストの朴承ミン氏が、3月から4月にかけ、そんな北朝鮮住民を探し直接電話をかけて生の声を聞いた。名前は全て仮名にした。

●ヤン・ミギョン(女性・38歳・中国と交易)の話

──仕事は?

「薬草などを中国に渡して、お米やCDなどと交換します」

──輸入の稼ぎはどれくらい?

「国境警備隊への賄賂や人件費などを除けば、一晩商売して中国のお金で5000人民元(8万5000円)ほど。そのお金なら1か月半から2か月ほど生活できる」

──金正恩委員長は、金日成主席や金正日総書記に比べてどうか。

「金日成首領様がいらっしゃるときは良かったが、とても大変。いまはもっと独裁だ」

──でっぷり太った金正恩をどう思うか。

「わが人民は食べ物がなくて死ぬ人も多いのに、太るということは楽でよく食べるからだろう。そう考えるだけであって、このような考えを夫や子供、親にむやみに話してはいけない」

──家族同士では、そのような話はしても大丈夫じゃないか?

「子供たちが外に出て何をどう喋るのかわからない。また、老人(両親)たちも失言するかもしれない。言いたいことも言えず、どこにも表現できない」

●シム・ウンシク(男性・56歳・密輸取り締まり)の話

 この男性は電話をかけると、小さくつぶやくように「誰ですか?」といい、ほとんど聞き取れなかった。声をちょっと大きくしてくれないかと頼むと、「怖くてできません」といった。保衛部などがおとり捜査をすることもあるから、恐れていたようだ。

──仕事は?

「昨年まで、国境の哨所で中国と小規模に密貿易する人を取り締まる仕事をしていた。国境警備隊とは別に、(労働)党で一般の人々を募集して取り締まりの仕事をさせるのです」

──中国からどのような品が密輸されているのか。

「中国からはテレビのほか、米や小麦粉、トウモロコシなどが国境を越えて来る。北朝鮮からは薬草や金属、銅、犬、ヤギ、豚などを中国に渡している。そんな密貿易を取り締まった」

──給料はどれくらい?

「月給はほとんどなく、3000ウォン(45円)くらい。それでは米1kgの値段にもならないので、密かに商売をしていた。鉄や薬草のようなものを中国に渡して、米や服などを輸入して販売した」

 シムさんは、密輸入を取り締まる仕事をしながら、党から月給を貰えず、自分が取り締まるはずの密輸で生活費を稼いでいたという。アイロニーと言わざるを得ないが、政権がそのようにさせているようなものだ。

●パク・スンミン/時事通信の元ソウル支局記者。長年、北朝鮮問題と韓国政治を取材。その間に平壌と開城工業団地、金剛山など北朝鮮の現地を5回ほど訪問取材。現在、韓国と日本のメディアに寄稿している。

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