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zoom RSS 「BBQダメ」強まる規制 騒音、ごみ…トラブル後絶たず

<<   作成日時 : 2018/06/13 22:55   >>

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手軽にアウトドア気分が味わえるバーベキュー。これから夏場は楽しむ人が増える季節だが、都市部の公園や河川敷などでは禁止している自治体も多い。臭いや騒音、ごみを巡るトラブルが後を絶たないためだ。兵庫県内の阪神間でも有料にしたり、警備員を置いたりと試行錯誤が重ねられてきたが、規制が強まる傾向にある。

 各地で規制が目立ち始めたのは約10年前。京都府は2008年、鴨川の一部で禁じる条例を施行した。関東の多摩川河川敷では、川崎市が11年に一部で有料化した後、対岸の東京都狛江市が禁止し、対応が分かれる形に。兵庫県では芦屋市が11年に芦屋川流域などで、神戸市が12年に須磨海浜公園で禁止に踏み切った。

 5月下旬の週末、西宮市南部の御前(おまえ)浜公園。貴重な海浜植物が生育する自然豊かな浜辺で、親子ら約30組がコンロを囲んでいた。

 阪神電鉄香櫨園駅から徒歩圏内という立地の良さと、利用無料が人気の理由。友人や家族と楽しんだ同市の会社員の女性(35)は「芝生や砂浜があり、子どもも遊べる。無料で予約も要らない気軽さがいい」と魅力を話す。

 そんな人気スポットも今、規制が検討されている。御前浜公園は県が従来管理していたが、4月から西宮市に移管された。同市は一部を除いて管理する公園でバーベキューを禁じており、同公園も検討課題に。4月から、土日祝日に警備員を配置し、環境に配慮するよう利用者に啓発チラシを配り始めた。

 「マナーが守られるなら、憩いの場として容認したい」と同市の担当者。ただ近隣住民の間には、ごみの散乱や臭いなどを理由に禁止を求める声があり、「状況が悪くなるなら規制も考えなければ」とする。

 尼崎、西宮市境を流れる武庫川では、既に禁じられている西宮市側の河川敷に続き、4月から尼崎市側も禁止となった。尼崎市は下流域で3年間、土日祝日に有料で楽しめる社会実験を行ったが、近隣住民から反対の声はやまなかった。

 バーベキュー文化の普及やモラル向上などに取り組む日本バーベキュー協会(東京)の下城民夫会長(57)は「利用者がマナーを守るのは当然」とした上で、「特に東日本大震災以降、家族や仲間の絆を強める場として、バーベキューが注目されている。行政も規制だけでなく、対応施設を増やすなど環境整備を進めてほしい」と話している。


■BBQ愛好者は増加 手ぶら、都心、100均…手軽さ求める傾向

 自治体による規制の動きが広がるバーベキューだが、手軽さなどから愛好者は増えている。

 市場調査を手掛ける矢野経済研究所(東京)によると、2016年のアウトドア関連用品や施設の国内市場規模は4274億円。うち、バーベキューやハイキングなど手軽な「ライトアウトドア」が54・3%を占め、登山やトレイルランニングといった本格的なアウトドアを上回ったという。

 日本バーベキュー協会によると、正しいマナーや技術を学ぶ同協会認定の「バーベキュー検定」の受検者は現在、年間約2千人で、12年前の開始当初の約20倍に増えた。近年、コンロや網などの道具が100円ショップでも手に入るといい、安価で楽しめることも人気の一因となっている。

 一方で、楽しみ方に変化も見られる。

4月、JR大阪駅北側の「うめきた第2期エリア」に、手ぶらで楽しめるバーベキュー施設がオープンした(10月末まで)。高層ビルに囲まれた屋外で、肉などを焼きながら味わえる。

 コンロや炭などの道具や食材を指定場所へ届けるサービスを展開する「バーベキュービッグ」(大阪市淀川区)は2年前と比べ、売り上げが倍増した。場所取りや後片付けまで引き受けるプランも人気といい、より手軽さを求める傾向が強まっている。

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