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zoom RSS 今井絵理子がWWEスーパースターを目指す息子を応援!「耳が聞こえなくても夢に向かって頑張る姿を見せて

<<   作成日時 : 2018/06/13 22:52   >>

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PEED』でデビューし、現在も音楽活動を続けながら自由民主党所属の参議院議員として活動。息子の礼夢くんが先天性高度感音性難聴という聴覚障がいを持っていることから、障がい者支援に力を入れている。

 そして、礼夢くんは現在神奈川県川崎市を中心に活動するプロレス団体・HEAT-UPが運営するプロレス教室に通って元気に汗を流している。
 プロレスリングHEAT-UPは、プロレスの興行だけでなく、神奈川県川崎市の地域密着団体として、障がい者支援・福祉活動・警備活動・子供達への支援などの社会貢献活動をプロレスを通じて行っている団体。
 HEAT-UPのこうした取り組みに共感した今井氏は、「将来はプロレスラーになりたい」と語る礼夢くんをHEAT-UPのプロレス教室に通わせ、夢に向かって努力する息子の背中を母として後押ししている。

 6月23日に神奈川県・カルッツかわさき(旧川崎市体育館)で行われるHEAT-UPの大会では、礼夢くんが他の生徒さんとともにリングに上って発表会を行うことになっている。
 3000人規模の会場でプロと同じリングに立ってプロレスをすることになった礼夢くんが練習に励む姿を、この日も今井氏は優しい表情で見守り、ときには声を出して応援していた。

 そして、HEAT-UP代表の田村和宏は、HEAT-UPのこうした社会貢献活動の原点について、ダウン症である自身の姉と共に生き、「自分の人生とは切っても切れないものだと思ったから」と語っている。
 障がいのある家族を持ち、“プロレス”という共通点で交わって障がい者支援に力を入れる二人が対談を行った。
 
――今井さんとHEAT-UPはどのような経緯で関わりが生まれたのでしょうか
今井「去年の春頃に、参議院の議員会館まで田村選手が来て下さったんですよ」
田村「去年8月の後楽園ホールでの大会のとき、僕のコスチュームを作って下さっている方が今井さんのスタッフの方の知り合いで、その方に紹介していただいたんですよね」
今井「息子が昔からWWEの大ファンだったんです。それまでは観戦中心だったんですけど、田村選手と出会って、HEAT-UPの道場で田村選手直々にプロレスを教えていただけるということを聞いて、それで息子に『やってみない?』と聞いたら、もう『やる!』って即答で(笑)今じゃHEAT-UPの追っかけのようにハマっています!」
田村「今井さんと言えば、僕ら世代にはたまらないものがあるというか、もう今井さんにお会いできることが嬉しくて、奇跡のようなことだったので、今井さんから『息子さんが道場に行きたがってる』っていう連絡が来たときには『そんな馬鹿な話があるわけ無いだろ』って信じてなかったですよ(笑)でもホントに来てくれて。一回だけかなと思ったら入会までしていただいて。僕的にはホントに嬉しかったというか、まさか今井さんがここまで礼夢くんと一緒に頑張ってくれるなんて思わなかったので(笑)」
今井「ホント田村選手の人柄も含めてですよ。最初に道場に来たときに、うちの子は耳が聞こえないので、どういったサポートをしてもらえるのかということをお話させていただいたんですけど、そこで丁寧にホワイトボードを用意していただいたりとか、障がい福祉のボランティア活動もされていたので、その辺の理解が誰よりもあると感じて安心してお任せできると思ったんです。母としては心強いですよ。あと、道場生の仲間も素晴らしいですよね」
田村「そうなんですよ。皆さん理解があって。実は、ホワイトボードとかノートとかを用意してくれたのは道場生なんですよ」
今井「そういうところもですよね。チームとして、仲間として礼夢のことを受け入れようとしてくれて、素敵だなぁって……。でも、田村選手を筆頭にHEAT-UPがあるわけですから、類は友を呼ぶじゃないですけど、田村選手の人柄が大きな輪になってるのかなと感じます」

――息子さんはいつからHEAT-UP道場に通っているのですか?
今井「早かったですよね」
田村「早かったです。すぐ入会しましたもんね」
今井「一回見学に来て、次には入ってたのかな。去年の9月くらいから週2回以上通ってて、あとはHEAT-UPの試合観戦ですね!(笑)最近はGOING-UPという別ブランドの試合も始まったので両方忙しいんですよ(笑)試合も追っかけてます!」
田村「学校の部活とも両立してますもんね」
今井「学校では野球部に入っているので、両立は大変かなと思ったんですけど、HEAT-UP道場には必ず欠かさず通ってて……まだ休んでないと思いますね。野球部も真面目にやってます。ポジションはセカンドって言ってましたね」 
田村「野球選手になりたいとかは言わないんですか?」
今井「ろう学校って部活が少ないんですよ。生徒の数も少ないので、男子は野球部と卓球部しかなくて、女子はバレー部と卓球部だけ。限られた選択肢の中で友達がいっぱいいる野球部に入ったんです」
田村「色々と制限もありますものね」
今井「中々障がいのある方の受け入れっていうのが難しくて。バリアフリーであったり、理解が乏しくて入り口で断られるケースも多いんです。トレーニングジムや体育館でも車椅子の方の受け入れをお断りしているところもあったり。そういった沢山の方々の認識を変えるっていうのも私の使命でもあります。田村選手も、障がい者福祉も含め、障がいのある子たちにも体を動かす楽しさっていうのを伝えていって欲しいなっていうのと、もっとスポーツが出来るような、観戦も出来るような環境を整えていきたいと思います。でも、ホントによかったと思って!息子がこんなにキラキラするんだって!生きがい!感謝なんですよねー!」
田村「僕も鍛えがいがありますよ(笑)道場の発表会で礼夢くんとシングルマッチで試合したことあったんですけど、僕がなにをやってもブーイングが起きましたもんね(笑)」
今井「心強いですし、親としてありがたいですよね。そういった場所を提供して下さったりとか、プロレスを通して障がいのある子たちに『笑顔になってほしい』『元気になってほしい』っていう想いを伝えていただけたりするのはありがたいなって。そもそも、私も長年ボランティアをしていて、私は歌を通して特別支援学校であったりとか養護学校とかを回っていたんですけど、それがHEAT-UPの活動と色々重なって」
田村「いやいや、今井さんの活動とは規模が全然違いますよ!(笑)」
今井「私もギター一本持って、右手には礼夢を連れて全国回って(笑)なんかね、活動に重なる部分、共通点があったので、応援したいなって思ったんです。おこがましい感じですけど(笑)」
田村「いやいやいや……(笑)」

――礼夢くんは6月23日のカルッツかわさき大会で発表会に出るということですが、それについての想いは
今井「本人はね、今からすごい緊張してますよ」
田村「緊張してるんですか?」
今井「してますよー。前はこの道場だったけど、次はプロと同じリングに立てるわけじゃないですか。だから緊張していて……。でも、すごく楽しみにしています!」
田村「ちょっと心配なのは、僕らは今回は礼夢君とは絡まないんです。一般の生徒さん同士でやってもらいます。でも、うちの生徒さんのスゴイところも見せてもらいたいんです。障がい者に理解がある生徒さんがとても多いので、そういうのをアピールする場でもいかなって。礼夢くんは練習も楽しくやってますね」
今井「反抗期もなかったんですよ、私には。同居のおばあちゃんにはあったみたいですけど(笑)私とは会話が手話だから意思疎通は取れているんですよ。まあケンカもしますけど」
田村「怒ったりもするんですか?イメージ的にはすごい優しそうですけど」
今井「親バカだから甘やかしてて(笑)だからあの子も基本すっごい優しいの。技かけるときもすっごく優しいの!(笑)」
田村「でも、ホント練習も一生懸命楽しそうにやってますよ」
今井「最初はケガとかがすごく心配でずーっと見てました。最初の頃はねー」
田村「今は帰っちゃいますよね(笑)」
今井「今は思春期でもありますし、『お母さん、大丈夫だから。心配しなくていいから』って自立しようとしているので。心の中では心配なんですけど……ケガも心配ですけど、一番は息子が生きがいを持ってこうしてキラキラしてやっているのなによりです。それを発表会でも楽しんでやってほしいなって思います。うちの子も、エンターテイナーの血を継いだのかな?(笑)やっぱDNAなのかなって」

ここで、道場内のリングで礼夢くんを含めた発表会出場メンバーによる練習試合が開始。今井氏はリングサイドに立って礼夢くんに声援を送った。
 礼夢くんは堅実な関節技や丸め込みなどで練習の成果を発揮し、相手にアルゼンチンバックブリーカーをかけられた際にもギブアップせずに耐えきる姿を見せた。

今井「早くコンタクトレンズにしないとねー」
田村「道場生は小学生から50代までいて、キッズクラスの小学生が3人、もう大人の部になりましたけど中学生の女の子も一人いるんです。でもプロレスって、“やって、やられて”というものだから、しっかりと技を受けられる相手じゃないと怖いので。うちの道場の方針が“絶対にケガをしない”ということもあって前回は僕が礼夢くんの相手をしたんです。絶対にケガ人を出したくないんですよ。プロレスってどうしてもケガのイメージが多いので……。だから、この発表会は武道の型のように全部流れを決めて行っています」
今井「年齢層が幅広いのもいいですよね。普段は、ろう学校のコミュニティはあるんだけど、近所にお友達が居るかっていうとそうでもなかったりするし、“聞こえる人”との交流の場っていうのも中々無い中で、息子にとっても社会勉強にもなるし経験にもなる大切な場所なのかなって」
田村「礼夢くんも『将来はプロレスラーになりたい』って言ってますもんね。HEAT-UPじゃなくて、WWEですけど(笑)」
今井「そうなんですよー。HEAT-UPじゃなくてすみません(笑)」
田村「HEAT-UP通り越してWWE行きたいって言うんですもん……(笑)」
今井「そのためにまず、HEAT-UPで育てていただいて『耳が聞こえなくても夢に向かって頑張っているんだよ』っていう姿も見せてほしいし、色んな障がいがあっても、こういう受け皿がたくさんあると人生楽しめるじゃないですか」
田村「そうですよねー」
今井「田村選手の魅力あってこそですよ。私も息子もコロっとやられて……(笑)」
田村「いやいやいや(笑)でも、礼夢くんが『大人の部で発表会に出たい』って言ってくれたときは、僕もいつかは出したいと思っていたので嬉しかったですね。一般の方と障がいを持っている方が一緒に作り上げる大会っていうのを僕らは目指しているので。今回の発表会は、その最大のアピールの場だと思うんですよ。障がい
を持っている方と一般の方が一緒に試合をするっていうのは僕の理想なので。だから、これでWWE行っても僕はいいですよ(笑)」
今井「(笑)」

――こうしたプロレスやスポーツを通しての社会貢献についてお二人はどうお考えですか
今井「素晴らしいことだなぁって。これから国全体としてスポーツをもっともっと振興していこうという動きもある中で、プロレスも“プロレスフィットネス”という新しいスポーツとして確立してもらって、体を動かす楽しさをたくさんの人に知ってもらいたいなって思いますね。笑顔が増えるといいですよねー。私、女子プロレスの選手で伊藤薫選手と仲良くて。伊藤薫選手の試合は昔全女で16歳の頃から金網デスマッチとか見てました(笑)今もプライベートでも交流があって」 
田村「ホントは伊藤薫さんにもカルッツかわさき大会にも出てもらいたかったんですけど、スケジュールが合わなかったんですよね」

――HEAT-UPのこうした福祉活動の根源にあるものはなんなのでしょう
田村「姉がダウン症なんですよ。HEAT-UPを旗揚げしたときに『プロレスで社会貢献』という目標を掲げたんですけど、やっぱり避けては通れないなって思ったんです」 
今井「試合のときに屋台とかを出したりとか、障がい者の方々の雇用も創って、窓口のチケットもぎりとか会場の案内とかでお給料を出していたりとか、そういった取り組みにもぜひ注目してもらいたいです」
田村「今はリング設営も障がい者の方の力を借りてるんです。こうした取り組みを知って、他の障がいを持った方もHEAT-UP道場に入ってくれないかなあって」
今井「知らないだけだよね、きっかけを」
田村「僕も最初は、礼夢くんは耳が聞こえないのでどうやってコミュニケーションを取っていいか分からなくて。最初は隣につきっきりでノートに細かく書いて話をしていたんですけど……スポーツとか体を動かすことに、言葉はいらないんですよ。今はもう、あんまホワイトボードとか使ってないです。今はなんとなくジェスチャーで礼夢くんも分かってくれるんです。最近は『礼夢くん!』って呼ぶと振り向いたりとか、『ホントは聞こえてるんじゃないか』って思うこともあったりして(笑)それくらい親密にコミュニケーションを取れるようになってきたんです。
 障がい者の方と触れ合う機会が無いと、実際触れ合うことになったときにどうコミュニケーションを取っていいか分からないと思うんです。障がい者の方と何かを一緒にやる機会が増えれば理解が深まっていくかなと思うんですよ。うちの姉もダウン症で、『出来ないよ』って言われることも多いんですけど、結構出来るんですよ。めんどくさがってやらないだけで、やれば出来たりするんです」
今井「障がいっていうのは、一つの個性だと思うんです。“障がい者だから”っていうのを一旦外して考えて、一つの個性だと思って触れ合う。人それぞれ一人ひとり個性があるので、障がいというのも一つの個性として考えられればなって。私も息子と一緒にいて“障がい者”って思えなくなってきてて(笑)思いません?」
田村「僕も最近そう思ってきました(笑)」
今井「ただコミュニケーション手段が違うだけで。礼夢は手話が第一言語で、第二言語として日本語があるって感じ。そうやって馴染むのが一番ですよね」
田村「そうですよね。それが一番です」

――普段礼夢くんは道場へ一人で通っているのですか?
今井「私が車で送り迎えをしています。片道40分!(笑)」
田村「礼夢くんももう一人で電車で来れるんじゃないですか?」
今井「うーん……学校との兼ね合いもあって、野球部終わってここに来るとバタバタになっちゃって。だから車の中で晩ごはんのお弁当食べてる感じで。だから電車で通うのは夏休み期間くらいしか出来ないかなって」
田村「ホント頑張ってますよ。お母さんは大変だと思います。他のキッズクラスのお母さんも30分くらいかけて送り迎えしてる方もたくさんいて」

 ここで、再び礼夢くんを含めた発表会メンバーで練習試合が行われ、今井氏も応援に。
 最後は発表会出場メンバーとともに記念撮影を行った。


今井「今回のカルッツかわさきでの大会は、障がい者の方もそうでない方も、障がいの有る無しに関わらず楽しめるものになるんじゃないかなって思います。海外の方もたくさん来るんでしたよね?」
田村「来ます来ます」
今井「だから、ホント楽しんでほしいなあって……。もちろんケガ無くね。やっぱり心配はありますねぇ」
田村「お母さんとしては心配ですよねぇ。でも、今回の大会は障がいのある方もない方もみんなで作り上げる大会にしたいと思ってます。今回は障がい者の方も、外国の方も、一緒にみんなで盛り上がろうとしている大会なので 是非カルッツかわさき大会にお越しいただいて皆さんにこのHEAT-UPの姿を見てもらいたいですね」
今井「ディズニーランドで言う“イッツ・ア・スモールワールド”みたいな感じですよね。色んな文化や色んな国々の方が手を取り合って一緒になって楽しむっていうの。礼夢にも悔いなく楽しんでもらいたいなぁと思います!ヒートアップし過ぎてケガしないようにね!(笑)」

 最後に、練習を終えた礼夢くんにも話を聞いた。
 「プロレスをもっと楽しんで、とにかくもっと強くなりたい」という目標や、「プロの選手から直接プロレスを教わって、いつかはWWEに行きたい」という将来の夢、憧れの選手が現在WWEで活躍する戸澤陽であることなどを、今井氏の手話を通して、はにかみながらも満面の笑顔で話してくれた。
 礼夢くんが憧れの選手を聞かれた際、自身の名を挙げてもらおうと過剰にアピールする田村の姿に気付きながらも名前を挙げずに田村を拗ねさせるなど、礼夢くんと田村の普段の信頼関係を伺わせる場面も見られた。
 今井氏も、礼夢くんの身体を心配しつつも夢を応援し、その姿を見守る母としての優しさと強さを感じさせた。
 
 6月23日のHEAT-UPカルッツかわさき大会では、プロの試合だけではなく、礼夢くんをはじめとした道場生たちの発表会にも注目したい。

障がい福祉青少年育成チャリティー大会
『川崎炎上シリーズ〜カルッツの乱〜』
日時:2018年6月23日(土)
開始:18:00
会場:神奈川県川崎市・カルッツかわさき

▼HEAT-UPユニバーサルタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】新井健一郎(DRAGON GATE)/ヒデ久保田(フリー)
vs
【挑戦者組】田村和宏/藤波辰爾(ドラディション)

▼HEAT-UPユニバーサル選手権試合 60分1本勝負
【王者】兼平大介
vs
【挑戦者】阿部史典(BASARA)

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