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zoom RSS 受け入れられる鍵は「町の人を喜ばせること」。オレゴンの田舎で働く配達ロボット「DAX」開発者の狙い

<<   作成日時 : 2018/04/27 16:00   >>

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 米オレゴン州フィロマス市内にある住民4676人の小さな町・ウィラメットバレーでは、大きさ約60cmの半自律型配送ロボット「DAX」が稼働している。DAXは、同地域にあるメキシカンレストラン「La Rockita」で“配達員”としてデビューした。

 3月、レストランのオーナーであるElsa Parmelee氏は、DAXのボディにブリトーを積み込んだ。その日は、創業から21年が経過した家族経営のレストランにとって、初めて「ロボットが宅配した日」となった。地元メディア「オレゴンビジネス」は、DAXがその小さな町でいかに反響を呼んでいるか、またDAX開発者たちのビジョンを紹介した。

 DAXは、フィロマスの家庭に警備システムを提供する企業・ノヴァダイナミクス(Nova Dynamics)のエンジニアが設計した製品だ。ノヴァダイナミクスの拠点は、ワイオミング州シャイアンにある。設立者はジョセフ・サリバン(Joseph Sullivan)氏だ。

 サリバン氏はフィロマス地域に30年近く住む居住者だった。以前、消防署でボランティアをしていたところ、ロボットによる配送というアイデアを得たという。サリバンは、配達ロボットは人口密度の高い大都市で成功すると予測しているが、最も可能性が少ない場所(例えば、ウィラメットバレーのような小さな町)での可能性を実証したがっている。フィロマスでの成功すなわち、世界中のどこでもビジネスが成立するとふんでいるからだ。

◆「ラストワンマイル」を埋めるテクノロジー

 配達用ロボットは現在、単なる興味対象として語られることが多いが、実際には人々の暮らしにとって非常に有用になるテクノロジーだ。というのも、「ラストワンマイル」という言葉で象徴されるような、企業と消費者の流通の距離=最後の一歩を埋めてくれるからだ。配達時間を短縮する「ラストマイルソリューション」は、Uber EATSや、アマゾンなど流通サービス企業の関心事となっている。

 投資家たちも、ラストワンマイルを制するために、半自律型ロボットソリューションに莫大な金額を注ぎ込んでいる。昨年には、DAXのライバルであるスターシップテクノロジーズ(Starship Technologies)がダイムラーと提携。自動車会社および複数のベンチャーファンドから1720万ドルの投資をうけた。

 一方、サンフランシスコのスタートアップ・ディスパッチ(Dispatch)の配達ロボットは、200万ドルの募金を集めている。コンサルティング企業、マッキンゼー・アンド・カンパニーの2016年度報告書は、自律走行車とロボットが、2025年までにラストマイル出荷の80%を担うと予想している。

◆鍵は「人間ウケ」にあり

 DAXのような配達ロボットの技術的課題はそれほど多くないとされている。むしろ、人間側の文化的な受容こそキーポイント。DAXを地域社会が受け入れるためには、町ゆく人々を喜ばせる必要があるということがサリバン氏の考えだ。サリバン氏は、犬のようなかわいい、そしてフレンドリーな形のロボットを、人間がより容易に受け入れる傾向があると考え、その根拠に沿ってDAXを設計した。

 なおフィロマス市議会は当初、サリバン氏がDAXの走行テストの許可を申請した際、あまり気にもとめず目立った反応も示さなかったという。だがDAXを公開した後には、市との覚書(MOU)を締結することに成功した。サリバン氏らがDAXを本気で開発し、多くの時間を投資していることを知り受け入れ態度が変わったのだという。

 サリバン氏はきたる5月15日に、ドーナツ店とピザチェーンレストランでDAXのテストを実施する予定だ。 2018年の上半期中には、ロボットの配達によって収益を上げること、またフィロマス市に約30台の配達ロボットを配置することが目標だという。オハイオ州の小さな町が、ロボットによってどのように変化するのか。その経験と知見は、他の国や町にとっても、重要なものになるはずだ。

<文/ロボティア編集部>

【ロボティア】

人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『ドローンの衝撃』の著者・河鐘基が務める。https://roboteer-tokyo.com/

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