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zoom RSS 上司銃殺し、逃げた19歳巡査「市民の身近な存在に」とかつて地元紙に語る

<<   作成日時 : 2018/04/13 22:40   >>

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滋賀県彦根市の河瀬駅前交番で、彦根署の井本光巡査部長(41)が4月11日夜、拳銃で撃たれ死亡した事件で、滋賀県警は12日未明、同じ交番に勤務していた同僚の巡査の男(19)を同県愛荘町で発見、殺人容疑で逮捕した。

 交番で上司を射殺し、逃走するという前代未聞の事件の犯人はどんな男なのか。

 巡査は昨年春に警察学校に入校し、今年1月から滋賀県警彦根署に配属され、交番勤務に2週間ほど前からついていた。殺害された井本巡査部長は、指導役でもあった。

 事件が発覚したのは、11日夜、パトカーが交番から4kmほど離れた愛荘町の田畑に突っ込み、放置されているという110番通報だ。まず、交番に別の警官が駆け付けたところ、椅子に座り机に前のめりで倒れている井本巡査部長を発見。背後から2発の拳銃で撃たれており、即死状態だった。その一方で、一緒に勤務についているはずの巡査とは連絡もとれない。交番の防犯カメラ映像で、巡査が発砲するシーンが映っていたことから、緊急配備。7百人の警官を投入し巡査を捜索した。

 未成年者だったが、拳銃を所持している可能性があり滋賀県警は緊急性があるとマスコミに実名と顔写真を提供し、懸命の捜査にあたった。

 日付がかわった、12日未明に鉄道の線路上を歩いていた巡査の男を発見して、逮捕した。

「防犯カメラから井本巡査部長は、事務の仕事をしていたところ、背後から巡査が2発、発射したことがわかっている」(捜査関係者)

 巡査は逮捕後、拳銃を捨てた場所に捜査員らを案内した。またATMで逃走資金にしようとしたのか、50万円をおろしていた。

 巡査は取り調べに対しては淡々と、「その場からパトカーに乗って逃げました。井本巡査部長はイスに座ったまま前に倒れ、ピクリともしなかったので、死んだと思いました」「怒鳴られたから撃った」などと供述しているという。

「警察学校では徹底して、拳銃の重要さを教えられる。握るな、指を入れるなと指導される。それがどうしてこんなことに」と前出の捜査関係者も絶句する。

 巡査は滋賀県内出身。高校時代は野球部に所属し、3年生の時は、外野手として夏の地方大会などにも出場。警官を目指したのは、滋賀県警が開催したオープンキャンパスで警察の逮捕や捜査の様子を体験。その際、地元紙のインタビューに<「警察官になりたくて来た。交番や生活安全課で働き、市民の身近な存在になりたい」>と巡査は答えていた。

 その言葉通り、交番の勤務をスタートさせたばかりでの凶行だった。

「高校時代は、明るくて楽しいヤツだった。野球部でもタレントのものまねやったり、チームのムードメーカーで負けていても、大きな声出して鼓舞するような性格。オープンキャンパスの後では『警察はすごい、逮捕のシーンはすごい迫力だった』といい、警察学校への入校も喜んでいた。彦根署での勤務が決まってからも『警察は法律から、ち密な捜査、体力勝負の警備となんでもできなきゃ市民の力になれない。とにかく頑張る』と元気いっぱいに話していた。どうしてこんな事件を起こしてしまったのか。信じられない」(高校時代の同級生)

 一方、殺害された井本巡査部長は妻も警官で子供もいる。

「巡査はパワハラ、怒鳴られたからと言っているようだが、警官だからある程度は厳しい。だが、井本巡査部長はパワハラと言われるような指導をする人間ではない。本当に信じられない事件だ」と同僚は話す。

 警官が所持する拳銃で、同じ警官を射殺という警察史上はじめてという犯行。今後、警官の拳銃所持の在り方に一石を投じることになりそうだ。

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