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zoom RSS 仏テロで姿を見せた「警察軍」

<<   作成日時 : 2018/03/27 21:53   >>

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またも、フランスでのテロ事件が、世界の耳目を集めた。南西部・カルカソンヌの路上で23日、拳銃を持った男が車に乗っていた男性を射殺し、車を奪って、男は現場から8キロほど離れたトレブのスーパーで客や従業員を人質にして立てこもり発砲し、2人が死亡。

人質の身代わりとなって銃撃された「GENDARMERIE」の中佐

事件後、過激派組織IS=イスラム国が系列メディアを通じて犯行声明を出したが、真偽は不明だ。射殺されたのは25歳でモロッコ系の男性とみられる。

現場のスーパーの周りに「GENDARMERIE」と背中に書かれた隊員や車両がいるが、中にはフランス国産の自動小銃、FAMASや、サブマシンガンMP-5を持った隊員の姿も確認できた。

フランス語でも一般の警察は「POLICE」、警察官は「l'agent de police」で、GENDARMERIEは一般警察ではない。GENDARME、またはGENDARMRIEを、憲兵隊と翻訳する向きもあるが、実態は陸・海・空軍と並ぶ約8〜9万人の隊員からなる軍隊だ。

ありてい(?)に言えば、捜査、逮捕権という警察権を持つ軍隊組織で、一般の警察よりは重武装で、自動小銃やサブマシンガンを持ち、装甲車も配備されている。

警察と軍隊の両方にまたがる特色を持っているので、内務省と国防省の両方の下にあり、何だか、日本では、なじみにくい組織かもしれないが、日本でも、自衛隊の起源として一時的に存在した「警察予備隊」と微妙に印象は重なるかもしれない。

GENDARMERIEの起源をたどれば、18世紀、または、それ以前にまでさかのぼり、イタリアにも同様の組織として「カラビニエリ」という警察軍組織がある。マフィアなど重武装の犯罪組織やテロリスト等、捜索、逮捕の過程で銃撃戦、戦闘状態も予想される相手には、時に戦闘をし、時に警察権を行使できる組織が必要だったのかもしれない。

なお、フランス軍が持つ核兵器の警備も国防省直轄のGENDARMERIE部隊の任務とされ、原子力発電所の警備を担当するのもGENDARMEの部隊だ。

一連の事件で16人が重軽傷を負い、男は店内に突入した部隊に射殺されたが、突入したのは、この「GENDARMERIE」の部隊かもしれない。

なお、この事件で人質の身代わりとなって銃撃され、重傷だった隊員が死亡し、死者は4人になったが、この隊員も「GENDARMERIE」の中佐とされている。

世界的にテロ対策が重視されるようになると、このような陸軍、一般警察とは別の「警察権を行使できる軍隊組織」の存在は、改めて、見直されるかもしれない。

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