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zoom RSS 千葉県警、人材確保に苦心 内定者3〜4割が辞退

<<   作成日時 : 2018/03/16 10:41   >>

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 千葉県警は来月3日から、県内2018年度警察官採用試験の1回目の受験申し込みを受け付ける。5、9月に行われる2回の県内試験で、17年度より約70人多い555人程度の採用(県外共同試験を含めると615人程度)を予定する。定年などで毎年400人を超える大量退職者に代わる人材が求められるが、例年採用内定者の3〜4割が辞退し、採用後も約2割が3年以内に退職。警察官のやりがいや職務について事前に理解を深めてもらう内定者向けメールを配信するなど、人材確保に苦心している。

 県警警務課によると、警察官採用試験の受験者は11年度をピークに減少傾向。少子化や民間企業の雇用回復が影響しているとみられる。17年度の県内試験は採用予定者数487人に対し、応募者4359人、受験者2960人、最終合格者は708人で、採用倍率は4・2倍だった。

 17年度に予定者数のおよそ5割増しで採用内定を出した背景には、内定辞退者が例年3〜4割に上ることがある。「高校生の辞退者はほとんどいない。大卒予定者は辞退が5割になることもある」と同課。民間企業の他、警視庁や消防に流れる傾向があるという。

◆離職率22・6%

 人材確保の一環で、内定通知後すぐに警察官の仕事ややりがいを先輩警察官が伝える説明会を実施。内定者が思い描く警察官の理想と現実とのギャップを埋めるためだ。それでも、14年4月採用434人のうち98人が3年以内に退職(離職率22・6%)。98人の中で59人は警察官としての基礎を学ぶ警察学校入校中に退職しており、男性8人部屋の共同生活になじめない人もいたとみられる。

 採用までに何も連絡がないと不安に思う内定者がいるとして、昨年12月からは新たに、警察の仕事を紹介する内定者向けメールを毎月1回配信するようにした。2月は成田山新勝寺(成田市)で行われた節分の豆まきで、雑踏警備に当たる警備部の様子を写真付きで送信。定期的にメール配信することで不安を解消し、職務を具体的にイメージしてもらう狙いだ。

 県警では21年度まで年間400〜500人の大量退職時代が続く。昨年4月から県警本部1階に「採用相談コーナー」を常設し、通年で情報発信に努めている。同課は「誰かのために働きたいという方は、ぜひ受験していただきたい」と呼び掛けている。

◆「継承」テーマに

 18年度の警察官募集ポスターは、後ろ姿の警察官のシルエットに現職警察官12人が登場するデザイン。第一線で任務に当たる各部署の20〜40代の巡査や警部補が務めた。

 幹部職員と若手職員との握手もデザインに取り入れ、警察官としての志や知識、技術を次世代に引き継いでいく意味を込めた「継承」がキャッチフレーズ。県立国府台高校書道部が揮毫(きごう)した。

 採用試験の詳細は県警警務課任用係(電話)0120−764032。

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