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zoom RSS 就任30年のサムスン会長、日本のアニメで回復目指す

<<   作成日時 : 2017/12/05 20:12   >>

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 2017年12月1日、サムスングループの李健熙(イ・ゴンヒ=1942年生)会長は、就任30年を迎えた。

 とはいっても、本人は病床にあり、後継者である長男の李在鎔(イ・ジェヨン=1968年生)サムスン電子副会長は拘置所に入ったまま。静かな記念日となった。

 李健熙会長は、2014年に自宅で倒れて救急病院に搬送された。心筋梗塞で意識のないままその後サムスン病院で長期治療生活を送っている。いったい、今はどういう状態なのか? 

■ ドローン飛ばして病室撮影

 そう思っていたら、韓国の「TV朝鮮」がすごい映像を放送した。

 2017年11月6日、「就任30年を前に」ということで、サムスン病院に取材記者を送り込んで最新映像を撮影しようとした。もちろん警備は厳重だったが、なんと「ドローン」を飛ばして、病室の撮影に成功したのだ。

 放送によると、李健熙会長はテレビの前で座っていた。テレビに映っていたのは、日本のアニメ映画だった。山田尚子監督の「聲の形」(こえのかたち)だとこの番組は伝えた。

 「ドローン映像」の画質はさほど鮮明ではなく、李健熙会長の様子は、はっきりとは分からない。意識があるとは見えなかった。

 サムスン関係者に聞くと、「李健熙会長が幼少時代をすごした日本のアニメなどを頻繁に見せている。脳に刺激を与えるためだと聞いている」という。

 放送を見た限りでは、李健熙会長は生きてはいるが、経営復帰はとても期待できないという印象だった。

■ 就任30年のメッセージ

 12月1日、サムスングループの社員向け放送は李健熙会長の就任30周年を記念した5分30秒のメッセージ番組を流した。

 韓国メディアによると、李健熙会長が発してきたこれまでの重要なメッセージをまとめた内容だという。

 1987年12月1日、会長就任式では「人材を育て団結して1990年代には世界超一流企業になろう」と訴えた。

 1993年には「新経営宣言」を出し、「配偶者と家族以外はすべて変えろ!」と檄を飛ばし、「量から質」重視の経営を強調した。

 1995年、無線電話機で不良品が出たことを聞くや、工場に電話機を積み上げて火をつけて燃やし、「品質重視」を命じた。

 2010年、サムスングループを巡って発覚した不法資金問題で執行猶予付きの有罪判決を受けた李健熙会長が李明博(イ・ミョンパク=1941年生)大統領(当時)による「特赦」で復帰した。

 その際、「今は本当の危機だ。10年以内にサムスンを代表する製品がなくなってしまうだろう」と語り、経営革新と新事業開拓を訴えた。

■ 空前の半導体好況はいつまで続くのか? 

 2010年のメッセージから4年後、李健熙会長は病に倒れた。

 7年経過した2017年、サムスン電子は空前の半導体好況で、50兆ウォン(1円=10ウォン)を超える過去最高の営業利益を更新することが確実な情勢だ。

 事業は引き続き絶好調だが、「危機」は別のところからやって来てしまった。
朴槿恵(パク・クネ=1952年生)政権で起きたスキャンダルに巻き込まれ、事実上のグループ総帥になっていた李健熙会長の長男である李在鎔(イ・ジェヨン=1968年生)サムスン電子副会長が贈収賄罪などで逮捕され、1審で懲役5年の実刑判決を受けてしまった。

 李在鎔副会長を支えた副会長や社長も同じように実刑判決を受けた。

 李在鎔副会長は、李健熙会長の就任30年にあたる12月1日を拘置所で迎えることになってしまった。

 控訴審は、年末に結審し、2018年1月にも判決が出る見通しだが、内容次第で「総帥不在期間」がさらに長引く恐れもある。

 グループ企業の日常業務は、それぞれの企業の専門経営者がCEO(最高経営責任者)としてこなしている。だが、大型投資やM&A、グループ再編などになると、「副会長不在」は意思決定を遅らせる原因となりかねない。

 30年という期間は「1世代」だ。

 創業者である李秉普iイ・ビョンチョル)氏の死去で40代でグループ会長を継承した李健熙氏は、経営者としては誰が見てもこれ以上はないというほどの実績を残した。

 だが、「1世代」を経る過程でサムスンがあまりに大きくなった。

 韓国公正取引委員会は、11月、韓国の財閥の株式保有形態に関する調査結果を発表した。それによると、李健熙会長などオーナー家によるサムスングループ企業に対する持ち株比率は、0.99%であることが明らかになった。

 「オーナー」「総帥」とはいうが、過去30年間でグループ企業が急成長したため、その持ち株比率は劇的に低下したのだ。

 だから、支配権を維持するための、いろいろな無理が生じてしまう。

 李在鎔副会長への経営権継承に対する批判も、こういう「できないことをしようとする」ことに起因していると言わざるを得ない。

 そもそも、もう創業者の孫やひ孫が経営権を持つこと事態が無理になっているのだ。

■ 先を読むことで定評がある会長の「予言」

 李在鎔副会長の裁判の行方、経営権継承問題以外に、サムスングループで最も心配なのが、半導体市場の行方だ。

 空前の半導体ブームが続いているが、半導体は「シリコンサイクル」という景気の大きな変動を繰り返してきた。

 半導体メモリーは一貫して需要は増加し、今後も需要について懸念する声は強くはないが、過去数年の大型投資で供給が大きく増えることを懸念する声が一部で出ている。

 2010年に李健熙会長が「10年以内にサムスンを代表する製品がなくなってしまうだろう」と語ってから2018年で8年になる。

 これといった新規事業が育っていないだけに、先を読むことでは定評がある李健熙会長の「予言」が万一、的中すれば、サムスングループも大きな転機を迎えることになってしまう。

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