警備資料

アクセスカウンタ

zoom RSS まかない飯、漫画、ゆるキャラ…人手不足で飲食も自衛隊も悲鳴

<<   作成日時 : 2017/10/06 11:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「正社員よりも、パートやアルバイトの人手不足が深刻。とりわけ、外食産業の人手不足が顕著です」

 こう話すのは、アルバイト求人情報サービス「an」編集長の上土(うえど)達哉氏。「an平均時給レポート」によると、8月の全国平均時給は前年同月より9円高い1001円。職種別にみると、居酒屋店員982円、警備996円、引っ越しスタッフ1340円など。地域差はあるが、近年じわじわと上がる。

 バイト確保に時給アップが有効な手段とはいえ、上げ幅は限られる。募集広告を出してもなかなか人が集まらず、採用経費は1人10万円近いともされる。バイトを数多く雇う企業は疲弊し、「採用疲れになっている」と上土氏は指摘する。

 そこで、anの運営会社は昨年から、飲食店のまかない飯を味わえるイベント「an まかないフェス」を始めた。従業員の特権とも言えるご飯をPRし、人材募集を支えるねらいだ。

 東京・名古屋・大阪の3会場で5月に開催。ワンコイン500円で人気店の味を楽しめるとあって、計18万人も集まった。

 東京都の「讃岐のおうどん 花は咲く」は今年、東京会場に初出店し、まかない飯「黒毛和牛 極上の肉うどん」を3200杯売った。バイト応募者が4人やってきて、うち2人の採用にこぎつけたという。

 普段は中野区に店を構えており、1時間半待ちの日もある人気。年内に2店を新たに開業予定だ。記者も店を訪れてみたところ、店内は明るい雰囲気。厨房4人、ホール2人の店員が、笑顔で元気に動き回る。

 代表取締役の相方(さがた)芳彦氏は「飲食店は長時間勤務できついイメージがある。そこから徐々に変えていき、店で働くことに誇りを持ってもらえるようにしている」と話す。

 時給は千円。金銭面だけでなく、楽しい職場づくりをしようと、スタッフと家族を招いた食事会などを月1回開いている。総勢25人で温泉旅行をすることも。来春には全員でグアムに行く計画を立てており、旅費200万円をためようと準備中だ。オーナーはときにバイトを叱ることもあり、人を育てる思いを忘れない。年内には、「うどん学校」も開業する予定だ。

 少子化などでバイト募集は年々難しくなった。では、どんな仕事が人気なのか。

求人情報サイト「バイトル」の佐賀野淳氏は、最近の人気の傾向として、独自の魅力があるカフェでの仕事、短期のバイト、新規店舗開業に合わせた募集の「オープニング案件」を挙げる。新店開業時だと入社時期が一緒で、先輩・後輩のわずらわしい関係が生まれにくい。友人と一緒に応募して働ける利点もある。

 バイト募集は、年齢も国籍も働く時間や日数も、どんどん多様になってきた。それも人手不足を解消するため。バイトの平均勤続期間は半年ほど。求人情報サイト「マッハバイト(旧ジョブセンス)」の遠藤太一氏は「採用側の企業が示す要件は下がってきている」と話す。

 日本商工会議所が中小企業約4千社を対象にした調査によると、回答企業の61%が人員不足だと回答。業種別にみると、宿泊・飲食が最も高く84%、運輸業74%、介護・看護70%と続く。

 人材確保の悩みは、国防を支える25万人の巨大組織・自衛隊も直面している。

「第一線で動く部隊に、優秀な人材を数多く集めるのが難しくなってきた」

 こう危機感を募らすのは防衛省人材育成課の担当者。「防衛白書」によると、募集対象人口(18〜26歳)は、ピーク時の1990年代半ばの1700万人から16年度は1100万人に。好景気で民間企業の採用も引く手あまたなだけに、人材獲得競争が厳しくなった。

 定員充足率(17年3月末)は、約9割の「幹部」に対し、若い隊員が属する「士」は約7割。担当者は「離島奪回作戦で上陸するような部隊は、若くて精強な隊員が必要だ」という。

 自衛隊は「25万人広報官作戦」と銘打って、組織のPRと人材獲得に動く。昨年暮れの帰省時期、郷土の後輩や親類などを勧誘しやすいように、漫画冊子「自衛官への道」を3部ずつ隊員に配った。

 若者に部隊を身近に感じてもらおうと、各地の地方協力本部は、ゆるキャラも設定。自衛官募集CMには、女優で現役女子高生の駒井蓮さんを起用した。担当者は「若い人をどう引きつけられるか。ありとあらゆることをしないと」と人材獲得に必死だ。

「天神祭がいま、存続の危機にあります……」

 こう訴えるのは、大阪天満宮(大阪市)の禰宜(ねぎ)・柳野等さん。130万人も集まる日本3大祭の一つだが、懐事情は苦しいという。

理由は人手不足による警備費高騰。厚生労働省「2016年賃金構造基本統計調査」によると、警備業で働く人の給与は5年前から約6%上がった。今年の天神祭の警備費は約3900万円で、5年前から1300万円増えた。収支は近年、赤字傾向だ。

 大阪天満宮は、ネット上で寄付を募るクラウドファンディングで、警備費の資金を集めている。今年は目標250万円に対し、270万円を集めた。柳野さんは「今年は何とか黒字になる見込み」と安堵の様子だが、累積赤字が3400万円あるという。「赤字が続けば、今後の開催が厳しくなる」と話す。

 人手不足などで、中止となったイベントもある。

 三重県伊賀市は毎年8月に花火大会を催してきた。15年まで青年会議所が主体となって実行委員会をつとめてきたが、人手不足から15年を最後に開催を断念。昨年は商工会議所が実行委員会を立ち上げ、何とか復活させた。

 しかし、協賛金集めや事務作業の人員を確保できず、今年は中止に。近年は地域活性化の流れの中で様々なイベントが増えていることもあり、担当者は「開催日をずらすなどしているが、厳しい状況」という。

 飲食店、宅配、家事サービス、地域のお祭り、国防や災害出動を担う組織の現場……。人手不足の影響は、ありとあらゆる現場に表れている。厚労省が発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.52倍。職業別にみると、建設、保安、サービスなどの人材確保は特に厳しいとわかる。求人数をみると、介護サービス(21万5千人)、飲食物調理(14万8千人)などが特に多くの人材を必要としている。

 これまでは考えられなかったような、手軽で、自由で、効率的な働き方が可能になってきた。「働きたいけれど、ハードルが高そう」と二の足を踏んでいるシニアや主婦の人たちには、絶好のチャンスが訪れている。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
まかない飯、漫画、ゆるキャラ…人手不足で飲食も自衛隊も悲鳴 警備資料/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる