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zoom RSS キリスト教会標的のテロ相次ぐエジプト 宗派間対立狙うISが観光に打撃

<<   作成日時 : 2017/05/14 23:24   >>

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 エジプトでは昨年12月以降、キリスト教の一派であるコプト教の教会を狙った大規模なテロが相次ぎ、シーシー政権は非常事態を宣言してテロ封じ込めに全力を挙げている。シリアやイラクで劣勢が伝えられるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)がエジプトでの戦闘方針を変更し、「標的」を都市部に移したかのようにもみえる。4月にテロに見舞われたエジプト第2の都市、アレクサンドリアの教会周辺は日常のにぎやかさの中、今も緊張感に包まれていた。(アレクサンドリア 佐藤貴生)

                  ◇

 テロが起きた聖マルコ大聖堂は地中海岸にほど近い繁華街にあった。狭い門の前には金属探知機のゲートが置かれ、武装警官ら10人前後が警戒していた。

 「爆発直後には多くの遺体があった。信徒は悲しみと怒りの気持ちでいっぱいだった」。大聖堂の事務担当、アイマド・ベンヤミンさん(38)がいう。

 爆発は4月9日午後1時前に起きた。挙動が不審だったため門前で制止された男が自爆し少なくとも18人が死亡、48人が負傷した。

 事件から約1カ月がたった今月5日も、大聖堂では数百人が祈りをささげていた。男性信徒(30)は「イスラム教徒の多くの友人がなぐさめてくれた。教会の警備が手薄だったのではないか」と語った。

 近くに住むイスラム教徒の男性エンジニア(30)は、「コプト教徒の友人は、テロは過激派が起こしたものだとして、私たちを恨みはしなかった。私たちも悲しかったのだ」と話す。取材に応じたほぼすべてのイスラム教徒が、同様にコプト教徒との平和的共存を支持した。

 コプト教徒は、エジプトの人口約9300万人のおよそ1割を占める。信徒の女性(32)は、「テロ犯は私たちとイスラム教徒を『内戦』に陥れようとしている。それが分かっているから、互いに恨んだりしない」と語る。この言葉通り、ISの狙いは宗派間の対立をあおることにある。

 東部シナイ半島では、IS傘下で「シナイ州」と名乗る集団が軍や警察との戦闘を繰り広げてきた。しかし、最近のテロは新たな傾向を示しつつある。

 昨年12月に首都カイロのコプト教大聖堂で、先月9日にはアレクサンドリアとは別に北部タンタの教会でも爆発が起き、それぞれ約30人が死亡した。いずれもISが犯行を認めた。

 「教会のテロは非常に悪い影響をもたらしている」。アレクサンドリアのオサマ・エルホリ観光局長(52)がいう。テロが起きた4月9日には、ドイツの観光客約2200人が予定を早めて帰国。海外からのツアー客のキャンセルはすでに約5千人に上る。観光が収入の6割を占める地元政府にとっては大打撃だ。

 政権は昨年11月、為替レートの変動相場制移行に踏み切り、通貨エジプト・ポンドが急落。1月にはインフレ率が30%前後に上った。失業率は10%以上とされる。経済低迷の一因であるテロをどう防ぐか。政権の正念場が続く。

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